2011年3月27日日曜日

驚きのヤンゴン点描の巻き

日本で大震災が起きる直前、ミャンマーに出かけました。
タイとはお隣の国ですから、飛行機も一時間半しかかかりません。
気軽な気持ちで、思い立ったら飛びたてます。

ただ、毎回、ビザを取得しなければなりません。
これだけは、面倒といえば面倒です。
大使館まで申請に出かけますが、ちょっと億劫になります。

まあ、それでも入国すると、毎回、驚きの連続です。
半年ぶりに訪ねれば、ずい分と町並みが変貌しています。
この急激な発展振りには、毎回、目を見張るものがありました。

そこで、興味もあってヤンゴンの街中を撮影してみました。
ちょっと整理する気持ちで、紹介させていただきましょう。


<広告満載になった公共バス>


どのボディーにも、広告が打たれています。
何だかバンコクの町並みにいるかのような錯覚を受けてしまいました。
以前は、日本から輸入された中古バスが、そのまま使われていました。
車体には”東武バス”のようなロゴが多く見受けられたものです。

でも、今回はすべてがミャンマーのバスに生まれ変わっていました。
日本のバスと言った郷愁は、完全に払拭されています。
たぶん、昨年中に訪れたのが、最期の名残だったのかもしれません。

この広告なんですが、シャンプーや化粧品のような女性向けの商品がほとんどです。
つまり、女性を消費者のターゲットに当て始めたようです。
もちろん、世界中の女性の関心は、ファッションやショッピングでしょう。


正に、ヤンゴンは巨大な消費都市に生まれ変わりつつあるような感じでした。


<広告看板もネオンも増えた>


バスの広告も増えましたが、街中はありとあらゆる広告看板が林立していました。
これは、去年の四月に始めて訪れた時には、ほとんど見かけませんでした。
驚くほど急スピードで、広告量が増えている印象です。
しかも、夜の街にはネオンの電飾があふれるようになりました。
ショッピングモールの室内照明も明るくなり、電気の供給が安定しているのかもしれません。
庶民のライフスタイルも、夜の時間帯まで押し広げられたイメージです。


<近郊ゴルフリゾートは、ご立派>


パンライン・ゴルフリゾートを訪ねました。
コース内に一戸建ての豪華な邸宅が分譲されていて、ほぼ完売のようです。
ゴルフ好きだったら、こんなコース内に住んで見たいと思うでしょう。
クラブハウスのレストランも立派でしたが、病院つきのリゾートには驚かされました。
ミャンマーの人って、お金を持っている人は、持っているようです。
これまで鎖国のような経済で、お金の使い道がなかったのでしょう。
一挙にお金を使い始めている感じもしました。


<それでも、レトロなミャンマーを発見>


いつの時代に製造されたのかも分からない。
そんなレトロな自動車が、まだ街中を走っているのです。
日野のバスも健在でした。
ところが、こんなお古の車も近代的なガソリンスタンドで給油するのです。
温故知新、古きを訪ねて新しきを知ると言ったところでしょうか。
ヤンゴンの魅力は尽きるところが無いようです。

(この巻き、終わり)

5 件のコメント:

Oblige347 さんのコメント...

女性の消費活動の活性化=女性の社会的地位の向上するだけの余裕が出てきた。

ゴルフなどの贅沢サーヴィスが普及するぐらいに、国民経済にゆとりが出てきた。

あの鎖国で有名な国としては驚くほどの発展具合です。

あの東南アジアの中でも民度の高い国が、更なる国際化が進んでくれば、タイランドを超えるアジアのメッカとなるでしょうね。 

少なくとも、中国なんかよりも骨太な経済成長を続けているように写真から垣間見れます。


ミャンマー・レポートお疲れさまでした、そして有難うございます・・・。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

oblige347さんへ、

ミャンマーは、実を言うと資本家が育っています。
軍事政権下で、軍部はお金をしこたま蓄えこんできたのですが、国民を搾取したところで、自分達の国家が発展しない限り、これ以上の金儲けはできないと悟った感じです。
従って、一部の軍人は民間に下野して会社起こしをはじめているのが実情です。
そして、このような国家発展が無い限り、中国の援助頼みでは衛星国家の位置づけで、宗主国に振り回されると考えているのでは無いでしょうか。
ミャンマーの人々も、自分達の国家を真剣に考えていると言うことですよ。
その反面、日本はどうなのでしょうか。さびしい限りです。

Oblige347 さんのコメント...

やはり国家規模が小さいことと、諸地域とのアクセスが頻繁であるということが真の経済発展の要因ですな。

小生の予測では中国経済は今年ぐらいからヤバいです!
どうも、中国経済が総合GDPごときで2位になりましたが、バンブー・キャピタリズムと呼ばれているその中身を見てみるとヤバいですね。
真面目に中国批判しているのが英国デイリー・テレグラフとエコノミストぐらいなのが痛いですが。 

それに比べてミャンマーはゆっくり確実に経済発展を続けていくでしょうね。 

規模が中国と違って小さいので、小回りが効くというか。

日本は貿易による物資の流通が活発ですが、企業家精神や労働者の社会への懐疑姿勢というものの知識と経験の貿易が手薄ですからねぇ・・・。

基本的に経済サイズにおいては日本も中国と五十歩百歩で、あまりに肥大しすぎていて小回りが効かない状況です。


今回も、ぐりぐりもんがー様の貴重なミャンマー経済の実情の報告誠に痛みります。 

なかなか大手海外メディアや学術的なリソースからは得られにくい情報は貴重です。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

Oblige347さんへ、

ミャンマーは、アセアン諸国の中で、日本人にとって真空地帯のように情報の乏しい地域になっています。

ですが、一度、行けば分かりますが、経済は急速に近代化しているのですよ。それに日本の財界も乗り遅れないことです。

中国については、今年辺りからヤバイのではないかと、私も考えていました。あの金利引き上げの間隔は短すぎて異変を感じます。要注意です。

Oblige347 さんのコメント...

多数派の経済学者は、経済は政策や金融市場など内因的なものに左右されると信じていますが、実は経済は馬鹿らしいほどに外因的な要素に左右されているのですよね。 だから、経済政策学者や金融スペシャリストの言う経済予測なんてものは、非常に短期的なスパンでのみの予測で、中期~長期的な予測においては全く頼りないんですよね(ってか連中は経済地理学や哲学を勉強していないから長期予測なんてできやしないんだがw)。

ですから、いつも小生が怪訝している薄っぺらい職人経済学者どもの中国経済をヨイショする姿勢にはホトホト呆れかえっております。どうせ、ホラ吹きで食っているような詐欺師どもで、偏った論理(例:短期的な金融データと過去の政策実績などの知識の組み合わせによる純粋論理推量)でしか物事語れないような詐欺師どもですしね。

簡潔な結論ですが、北半球でもより北側に位置している日本は経済地理学的にまだまだ有利であると言えます。
最近は飛行機の時代ですし、Great Circle Distance(大圏距離)においては北ヨーロッパとカナダ、ニューヨークとも近いですしね。