2011年3月23日水曜日

今年は改めて何か起きるかもしれないの巻き

今朝、バンコクは突然の激しい雷雨に見舞われました。
アパートの前の通りは水浸しです。
この辺りは水はけもさほど悪くないと思っていたのに、始末に負えない。

まだ、季節は乾季です。
この内、もっとも暑くなる頃を暑季といいますが、もう始まっています。
雨がほとんど降らずに、暑くてたまらなくなる季節なのです。

ですから、タイの人たちは水掛け祭りを楽しむのですよ。

雨季も順調に始まり、田植えも大事なく終えるように祈願するのです。
それに、暑気払いもあるのでしょう。
盛大に無礼講に、お互いに水を掛け合うのだと思ってきました。

でも、今年は季節感が異常です。

三月に入って、雨季が始まったようなスコールの日が既に数日はあったでしょう。
前触れはいつもの通りです。
先ず、強い風がさぁーっと吹き出して来ます。
その内に、どこかでピカッと雷鳴がしたら、途端に雨がざんざんと振り出すのでした。

今日も、朝六時前から不意に始まりました。
運転手さんは、車で迎えに来てくれるのだろうか。
ちょっと心配でしたが、定刻の時間には来てくれました。

表通りに入る前の小路(ソイ)は、急な増水で水かさが上昇しています。
車の底をタプタプと水が波打つような音がして、はたと思い出しました。
それは、ユウチューブでもたくさんの投稿がなされています。


あの東北大震災では、多くの自動車が津波で押し流されました。
車は防水構造ですから、浮力が高いのです。
一度、水上に浮いてしまえば、ハンドルも利かず、ただ水の流れに任せるのみです。

と言うわけで、そんな怖さを一瞬、感じてしまいました。津波が来るからと言って、車で逃げた人が多かったのでは無いでしょうか。かろうじて逃げおおせた人は幸運だったでしょうが、多くの方が犠牲になりました。海外の日本人にとっても、ささいなことから祖国の不幸を思い出さずにはいられない道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

おまけ:
通勤途中、会社から間もない立体交差で一部道路が冠水してしまいました。
このため、通行できずに遠回りをしている最中ですが、どこを走ってもちょっとした洪水になっています。
今年はいやな年の巡りにならないか気味が悪い感じです。

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