2011年11月30日水曜日

へっぽこ社より業務再開のご案内

関係各位

拝 啓


貴社におかれましては、洪水の影響はいかがでしたでしょうか。
この11月を大過なく業務に取り組んでこられたものと思っております。

さて、弊社こと”へっぽこ・ブラザース・CO”は、28日月曜日より業務を全面的に再開いたしました。
つきましては、ここに正式にご連絡もうしあげますので、従来以上にお取引のほど、宜しくお願い申し上げます。

弊社は、残念ながら、先月27日に浸水してしまいました。
以来、15日には臨時事務所を設けながら、徐々に事業を再開しております。
今般、先週の時点で清掃活動を終えましたので、業務の復旧を果たすことが出来ました。

現在、インドシナ各国のお客様から、待ちきれずに引き合いを受け始めた最中です。
納期などでご無理をお願いするかもしれません。
なにとぞ、ご協力のほど重ねてお願い申し上げます。

敬 具

2011年11月29日火曜日

今宵は癒されてたもれの巻き



維新のハシゲーが勝とうが、
福島原発の吉田所長が退任しようが、
タイにに住んでいるとあまり関係が無いのだが、実に気になる。

TPPで日本は騒いでいるけど、
貿易額で見ると、中国とアセアンの方が大事かもね。
騙されちゃいけないよ。

経団連のわさお、米倉のじいさんはモンサントと関っているのか。
種子ビジネスで日本を制覇したいのだろうか。
種はできず、常に買い続けなければ作物が育成できない。
しかも、遺伝子組み換えの種子をばらまく意図が見え隠れしている。

こんな危険がTPPの罠として、隠れ潜んでいるのだよ。
悪魔の仕業に違いない。
参加しなくて貧乏になったとしてもオレは構わない。
食の安全こそ、本当に大事なんだ。

と言うわけで、こんな政策を進めるミンス党は、国民を欺くのが第一義なんだ。先の選挙でミンスに投票した奴は、よほどの馬鹿者だったと思う。これから、どんどん日本は悪くなっていくよ。あきれてしまったもんだ。おれも、そろそろ日本に帰るみたいだが、こんな国に戻るのに怖気づいているんだ。本当にそう思って、つぶやいてしまう道産子社長なのであった。
(この巻き、終わり)

2011年11月28日月曜日

エアコンバスが走り出したの巻き


浸水中の道路をバシャバシャ掻き分けて進みます。
エアコンバスの番号は、543です。
工場前の表通りに運行されていたバスです。

これまで浸水のレベルがひどくて運行が止まっていました。
先週に始まった事務所の大掃除で出社して、久しぶりに見かけました。
先月の20日過ぎからですので、約一ヶ月の間、運行はお休みでした。

それで、今朝は分けがあって出勤のために乗り込みました。
運転手さんが故郷に帰ってしまい、有給休暇を取ったせいです。
それで、途中まではタクシーで乗り付けました。

先ず、東環状線の高速道路を通ります。
次に、ラムルッカ通りのジャンクションから西に入りました。
道路の一部には浸水中な箇所も未だあるのです。

ですから、運転手さんに無理強いはできません。
切りのいいところで降りて、このバスに乗り換えました。
タクシー、高速の通行料、バスと合計で253バーツ、650円にしかなりませんでした。


ところで、このバスに女子の従業員が乗っていました。
自分はまったく知らなかったのですが、降りるときに見かけて挨拶です。
こんな洪水の中でも、ちゃんと出勤してくれるのはありがたいですね。

と言うわけで、当社は11月28日月曜日より事務所・工場とも通常通りの業務を再開いたしました。予定では12月中旬だったのですが、お客さんが待ちきれずに年末出荷の期限で大量に注文を出してくれました。何とか納期に間に合わせる必要もありあして、大はば繰上げのスタートです。うれしい悲鳴なのですが、品質第一・安全操業には絶対心がけたいと思った道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

2011年11月27日日曜日

臨時事務所の手仕舞いついでに買い物をして来たの巻き


ちょっと、いたずらでぬいぐるみに帽子をかぶせてみました。
見た通り、日よけが目的で顔を覆うスカーフが縫い付けてあります。
タイの日差しはかなりきついのですが、日焼けというより暑さよけでしょう。

それ以外にも虫よけの目的もあるかと思いました。
こんな防止は、日本だったら農家の方が良くお使いです。
でも、ここタイではちょっと戸外で作業をする時には、ごく普通に着用されています。

お値段は、70から100バ-ツ(180~250円)くらいでした。
生地の厚さとか、デザインで多少値段が変化しています。
場所はナコンナヨークの市街にある雑貨店で、目ざとく見つけました。

なんでも、上さんのお母さんが庭仕事に必要だとかねがね言っていたようです。
それを聞いておりましたので、おみやげ用にと忘れずに買い求めました。
もちろん、左の帽子は自分用です。

キャンプとか登山とかアウトドアーにもってこいでしょう。
日本に帰った時に絶対、使えると判断しました。
もちろん、上さんも右側のデザインと同じで色違いにしました。


ところで、場所なんですが、市街の中心地でしてセナ・ピニット通りです。
ならびにはセブンイレブンがあり、ナコンナヨーク市場もすぐ近くにあります。
それに、この市場が大きくてプラプラ歩き回るだけでも面白い。

もっとも、日曜日にわざわざ出かけたのは理由があるからです。
ここには、事務所の浸水騒ぎで設けざるを得なかった臨時事務所があります。
でも、工場の再開がかなり早まりましたので、急な引越しを決めました。

もう来ることも無いでしょうし、移転がスムーズか、この目で確かめたい。
それで、日曜日にもかかわらず出かけてみました。
事務所の方は、ガランとしていまして残務整理の担当だけが詰めていました。


と言うわけで、仕事のついでに買い物をさせてもらったと言うことです。タイで国内出張はたまにあるのですが、こんなのんびりした気分で買い物をするスケジュールなど組むこともありません。洪水騒ぎで何度もこの街には通いましたが、これが見納めなんだろうなと思った、道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

おまけ:
最寄の地図ですが、拙投稿「ナコンナヨークで見つけたクイティオ屋さんの巻き」を参照下さい。

2011年11月24日木曜日

事務所開きは特急で月内に繰り上げてみるの巻き


事務所の大清掃が、今日、始まりました。
工場・事務所が浸水してから、ほぼ一ヶ月が経過しています。
従業員も自宅が被災しておりまして、人集めに一苦労です。

水は引きつつありますが、表通りは未だに冠水しております。
ひざ下には代わり無く、構内を漕いで歩く状況も続いています。
でも、毎日、3~4センチぐらいは水位が落ちているのです。

後数日もしたら、冠水していても乗用車でも通行できるようになります。
そうなれば、通勤できますので通常業務に復旧です。
先を見越して、敷地内を徹底的に排水してしまいましょう。


始めに、土のうの積みなおし作業に着手しました。
以前、臨時事務所へ引っ越すために、土のうを撤去してあります。
荷物の積み込みで、大型トラックを引き入れたのが理由です。

このため、道路と構内が自由に水が出入りしていました。
水位を下げるためには、表と構内を遮断する必要があります。
洪水で土砂も流失したし、土のうを買い足して作業にあたりました。

これと並行的に作業して、排水ポンプをセットします。
農業用の潅がいポンプですが、耕運機のエンジンにベルト駆動です。
面白いのは、ベルトを八の字に掛けていました。


多分、プーリーから外れないための工夫だと思うんですね。
従業員の中には、兼業農家の人もいるみたいです。
手際よく、その場にある資材で排水管まで作ってしまいました。


と言うわけで、排水に着手すると一時間で5センチも構内の水位が下がっていくのでした。この分ですと、一晩のうちに構内は干上がってしまうことでしょう。明日も清掃作業は続くのですが、水を漕いで歩くことなく事務所に到達できそうですので、それを楽しみに出社しようと思った道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

2011年11月23日水曜日

今宵はおやすみなさいの巻き


 飲んできました。
書く気力がありません。
ですので、おやすみなさい。
明日もいい日でありますように。


(この巻き、終わり)

2011年11月22日火曜日

臨時事務所は、野戦軍の総司令部であったの巻き


地域統括のマネージャーが、朝めしをつくっております。
皆で自炊しあっているのですが、屋台でよく見かける調理器具です。
しかし、この臨時事務所には、常時、二三十人が詰めています。

自宅が被災して、独身のせいもあったりして、みんな雑魚寝のお泊りです。
会社からは、毎日、食費で千バーツを支給することにしました。
経理部長からせがまれたのですが、気持ちよく働いてくれるのならOKです。

こうして、ナコンナヨークの片田舎まで働きに出向いてくれました。
そのことには、先ず感謝しましょう。
三度の飯ぐらい、たらふく食わせたって安いものです。


まあ、最低限の自炊ができるように冷蔵庫など電化製品を持ち込みました。
なんだかんだと言って、女性の従業員同士で調理しあっております。
特に購買課長は、料理がお得意らしく給仕長になってくれました。

でも、南部の出身なので味はかなり辛いんだそうです。
一般にタイの料理は辛いのですが、地元の人間が辛いと評しました。
どれだけスパイシーなのか試したかったのですが、ぐっとこらえておきました。

まあ、あんまり胃腸には自信が無いのです。
自宅だったら、いざ知らず、帰りは二時間近く車に乗るのが分かっています。
その間に便意でも催したら、ひたとまりもありません。


しかも、トラックの荷台をテントを持ち込んで寝泊りした社員もおりました。
ユニックには、洗濯物が満艦飾のように干されています。
まさに、この臨時事務所は、我が社の前線たる駐屯地、幕営地みたいなもんでしょう。


と言うわけで、タイで良く見かけるタウンハウスと言う棟割長屋のような一棟を借りて、臨時事務所を設けたのでした。従業員達もサンダル履きですし、短パン姿も多く、実にラフな出で立ちです。これが工場や事務所なら、ちゃんと規定のユニフォームを着用するよう、指導したいところですが、ここは正に野戦軍の総司令部です。格好なんか気にせず、実務で勝負してもらおうと社員を信頼する道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

2011年11月21日月曜日

浸水から復旧しつつあるバンコクを見聞するの巻き


この二つのコンドミニアムは、なかなか絵になります。
チャオプラヤ川を北へ遡って、クルントン橋を過ぎると見えてきます。
左側は、Bangkok River Marinaのようで地図にも載っていました。

出かけるには、エクスプレスボートが便利です。
今回は、エメラルド寺院そばのターチャン船着場から乗船しました。
王宮広場辺りの水も完全に引いたので、安心して出かけられます。

後は、パヤップ桟橋で下りたら、西の向こう岸まで渡船で渡ります。
しかし、この桟橋も未だ水が引かなくて、臨時に板を渡してありました。
これが歩くと、ギシギシ音を立てるのですが、いかにも心許ない。


ここにはお寺もあって、参道にはゴミがうず高く詰まれていました。
ここから、表通りのチャランサニットワォンに出られます。
この通りがものすごくて、歩道にも道路にもゴミを見かけました。


要するに、この辺りは勢い良く洪水が流入したってことでしょう。
ゴミも巻き込んで流され滞留した結果が、このゴミの山です。
少し歩くと、コンドミニアムの正門にたどり着きましたが、柱が汚れていました。


この汚れの後が水位を示すみたいで、最高で1メーターはあります。
今は、すっかり水引いていますが、当時は冠水がものすごかったようです。
ここから、少し歩くと川沿いのテスコロータスに到着しました。

このお店のサインボードは、エクスプレスボートからもよく見えていました。
営業再開はしていましたが、一階はゴーストタウンのようです。
わずかに、タイ料理のヤム・サープとミスタードーナッツだけが営業中でした。


と言うわけで、エスカレーターは故障したままで、階段で二階へ上ると、お客さんがほとんど見当たりません。一階の焼肉レストランBBQプラザでは、入り口のドアにも40センチほど浸水した痕跡が残っていて、何時になったら営業を再開するのか分からない印象でした。しかし、今回の洪水被害の爪あとは、規模が半端なく大きいのです。地元民が普段どおりの生活に戻るのは、年内一杯かかるのではないでしょうか。そんな風に思った道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

2011年11月20日日曜日

汚水だろうが水と戯れ、生きて行くの巻き


工場のある地区は、表通りの水深が未だ50センチです。
昔から地元に住んでいる人々も多くて、避難できる故郷もありません。
つまり、ここに留まるより仕方が無いのです。

そうなると、日中は仕事も何もできず、手持ち無沙汰になってしまいました。
ですので、こうして発泡スチロールの戸板で日がな浮かんでおります。 
大人たちは、じっとしているのですが、子ども達は耐え切れない。


とうとう、ドブ水の中で遊び出していました。
しかし、こんな汚い水ですから衛生状態など保証の限りではありません。
ですが、地元の子ども達は逞しいのですよ。

泳いだり、ダイビングしたり、なんでもありです。
これぐらい楽しく水遊びをされると、きたないイメージが吹っ飛んでしまいました。
まあ、病気にならなければ、水死するほどの深さでも無い。

親御さんも許していそうだから、大丈夫なのでしょう。
それに、大人だって水上生活を余裕を持って楽しんでいるのかも知れない。
そんな風景をここかしこで見かけてきました。


と言うわけで、ご本人たちは必死なのかも知れないのですが、何となく微笑ましかったり滑稽だったりします。ほっかぶりをして、浮き輪ならぬゴムチューブを持つカップル。通りに出てきては、一服しながら談笑するおじさん達。無料だからトラックにしがみついて乗せてもらう住民達。会社へ出かけるたび、こんな風景に出くわしてきたのですが、後になって改めて写真を整理しながら、水と戯れる人々を発見してしまった道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

2011年11月19日土曜日

感電しても水と戯れ、生きて行くの巻き


洪水で被災した地域に夕闇が迫ってきました。
ポツポツと街路の照明が点灯し始めるのです。
水面には、その明かりがゆらゆらと反射し始めました。 

感電しないのかって言うと、そりゃー、します。
思わず、床上浸水になのにコンセントを差し込んでしまう。
こうして、お亡くなりになった人は、数十人ほどいらっしゃるようです。


それで、このセブンイレブンは営業再開が早くて驚きました。
付近は未だにほとんど冠水状態です。
でも、道路から店の床面が高かったおかげで、運良く浸水しなかったらしい。

それに電気の供給も続いていましたから、速攻で店開きでした。
付近の住民は喜んだでしょうねー。
ミネラルウォーターも買えるし、インスタント麺とか食料も買えます。


と言うわけで、この表通りの3112号線は、安全分離帯つきで四車線もありますので、全域が冠水しますと、それは見事なまでに水上都市に変貌するのでした。なんとも摩訶不思議な光景なんですが、電気も通っておりますから夜の団欒は楽しめましょう。そんな被災地域にある職場ですが、何時になったら総てが元通りになるのか心配になってしまった道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

2011年11月18日金曜日

水上都市の出現で、ボートは必需品だの巻き(その4)

実は、工場近辺はまだ水深が50センチなのです。
水の引いた地域は、多少増えつつあります。
でも、全体を見渡すとびしょびしょなんですね。

このため、ボートや小船が活躍中です。
しかも、車高の高い耕運機まで登場してきました。
このタイトルシリーズは、水が引くまで続けますよ。

(この巻き、終わり) 

2011年11月17日木曜日

ラップトップを分解掃除したの巻き


今日は、在宅勤務でしこしこ資料作りでした。
洪水も治まりつつあり、復旧の見通しができつつあります。
臨時事務所でも、来月以降のスケジュールを打ち合わせました。

こうした結果は、見やすい日程表にすると分かりやすいのです。
色々な業務内容が錯綜しています。
分野別に工程のタイムスケジュールを作ってみようと思い立ちました。

a.被災地域のメンテナンス業務
b.工場の清掃・装置の稼動試験
c.試験清算と本生産の立ち上げ
d. 部品の代替業者の納入日程
d.納期遅れ分、新規見込み受注を含めた生産計画
e.給与・賞与・臨時手当の支給など労務管理

ざっと、内容はこんなもんでしょうか。
それで、作業を始めたらパソコンが唸り声を上げ始めました。
どうも、CPUを冷やすファンの調子がおかしいようです。

段々、この音がやかましくなってくるし、金属音まで混じり出しました。
これでは、作業中にファンがぶっ壊れるかも知れない。
そうなれば、作成中のファイルが読み出せなくなってしまう。

結局、このラップトップは怖くなって電源を切ってしまいました。
実は、このレノボのR61シリーズは、ファン音の異常が知られています。
このため、必要な部品交換もマニュアルで説明されているぐらいです。

一方、修理・清掃した人もいて、その体験がネットで紹介されていました。
まあ、バンコクですと、どこで部品が買えるのかも分かりません。
ここは、マニュアルに従って分解・清掃してみることにしました。

分解は意外に簡単で、スムーズにファン全体は取り外せました。
ただ、外したネジは場所別に区分けをお勧めします。
さもないと、後でどこに取り付けるのか、分からなくなってしまいます。

でも、中のファン自体は、組み立て品なので取り出せません。
ここは、ネットの情報を頼りにして挑戦です。
先ず、マニュアルに説明の無い3個の小ネジを外してみます。

続けて、スポンジで固定されている部分をカッターで切断します。
もちろん、後で再利用を考慮してのことです。
少しずつ揺らしながら、こじ開けるとファンが現れました。


と言うわけで、必要なグリスもシリコングリースもDIYの市販品が十分に使えました。組み立てなおしたら、ファンの異音もなくなって快適に動作してくれています。もし、交換のために部品を購入するとしたら、送料込みで五千円以上するようですので、ちょっと値が張ります。ですので、分解掃除で直るようならお安い限りですので、一度は試してみる価値はあると思った、道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

2011年11月16日水曜日

ナコンナヨークで見つけたクイティオ屋さんの巻き


県庁所在地と言っても、確かに何もない町です。
ですが、クイティオのおいしいお店を見つけました。
とろりとするほど鶏肉を煮込んだスープが、絶品です。

おいしくて、二杯も平らげてしまいました。
一杯50バーツだったので、ちと高めです。
でも、ほぐれる肉に舌鼓を打ち、腰のある面をすすりました。


と言うわけで、おまけの欄で地図を貼っておきますので、お近くに寄られた時には、ぜひご賞味下さい。わざわざ、食べに入ってみる価値は、あると思います。一方、洪水騒ぎで、かの地に設けた臨時事務所も、来月一杯までは開けていなくてはなりません。その間に、あと何回、食べにいこうかと考え始める道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

おまけ:最寄の地図です。左クリックで拡大してご覧下さい。

2011年11月15日火曜日

片道二時間半で見た日本発のサービス展開の巻き

ナコーンナヨック県の名瀑:サリカの滝

洪水騒ぎのせいで、事務所を引っ越しました。
場所はナコンナヨーク県で、県庁所在地です。
ひなびた片田舎のせいか、なーんにもありません。

テスコロータスもビッグCのスーパーも無い。
唯一の救いと言えば、コンビニのあることです。
セブンイレブンがあるから、買い物には困らないでしょう。

しかし、バンコクの自宅から片道で二時間半です。
毎日通勤するのはかないません。
週ニ三回が限界で、今週はあと行くとしたら金曜になります。


県庁所在地ですから、大手銀行の支店も多いですね。
写真は、バンコク銀行の支店ですが日本と同じです。
その後、トヨタのディーラーさんにも立ち寄ってみました。

我が社は、トヨタのピックアップを70台近く所有しています。
目的は、販売した製品の維持保守業務がメインなのです。
ところが、今秋の洪水騒ぎで三台が水没してしまいました。

それなりに避難はさせたのですが、予想できなかったのです。
水かさが一メーター以上になるなんて誰も思わないでしょう。
とにかく、修理しないとサービス業務もできません。

ところが近所のディーラーさんも水没したままです。
仕方が無いので、避難先で修理をお願いしました。
会社名を言うと、なんと相手は知っておりました。


と言うわけで、当社は隣県なのに法人客の情報をちゃんとつかんでいたのでした。写真を見ても、日本のどこかのデーラーだと紹介しても、遜色が無いと思います。恐るべしトヨタさん、車の品質の優秀性に加えて、営業・アフターセールスのノウハウまで、日本から完璧に持ち込んだ上での市場制覇です。これじゃ、韓国のヒュンダイが後からのこのこやってきても勝てないでしょう。当社もメンテナンスは重要な事業部門ですが、このトヨタさんを拝見して、日本企業もサービスが輸出できると思った、道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)