名称は、アウターリンク・モーターウェーと言ってそのままです。
これに、東と西の英語名まで付けて呼びますので、英語圏の国かと思ってしまうほどです。
この自動車道は、10年前ほどに開通したんじゃないでしょうか。
その頃、バンコクでは、大気汚染が進んでいて環境対策が急務でした。
このため、排ガス規制で大型車の市内乗り入れが実施されました。
このため、大型車は工場地帯への往来を迂回しなくてはなりません。
こうして、このモーターウェーが出来上がったと記憶しております。
これは、当時の生産課長、今の工場長から雑談で聞いたことです。
あの頃、自分は何かの用件でバンコクへ出張したことがあります。
多分、地元ではホットな話題だったのでしょう。
工場長の話が意外に鮮明でして、この件は記憶の片隅に残っていました。
さて、このモーターウェーが洪水で一部冠水していました。
実際に走ってみた結果ですが、エンストするなど怖い思いもしました。
ここバンコクでは、道路網の洪水状況は、情報が手薄です。
メディアも報道はするのですが、実に散漫としていて点と線がつながりません。
今回は、ナコンナヨーク県まで出かけました。
洪水で被災したため、臨時事務所を開設したからです。
そこで、今回はその行程を記録として、写真も含めて残しておきましょう。
☆11月9日(水)の行程
往路:スクンビット・トンロー~アウターリンク東環状~ラムルッカジャンクション~冠水(料金所道路管理事務所)20~30センチ~排気塔から水が逆流エンスト発生・車手押しで移動~エンジン再起動~ランシット・ナコンナヨーク道路(305号線)~オンカロックまでところどころ冠水~それ以降は、冠水なし~ナコーンナヨーク事務所に到着
所要時間:三時間。
復路:ナコンナヨーク事務所~ランシット・ナコンナヨーク道路(305号線)~クロン13運河沿いに南下(水位低い)~バンコク市域直前の水門は半分開門程度か~チャロンクルン通り~ラッカバン地区に浸水、道路冠水がところどころ、10センチ程度~チャオクンターハン通り~冠水が激しく下水溝からの吹き出しが顕著、渋滞中~ラックラバン駅(スカイトレイン)~チョンブリモーターウェー~スクンビット・トンロー
所要時間:二時間
赤バスだけが運行中です。 廃車寸前なので、洪水被害は、どうってことないのでしょう。
ラムルッカ地区を過ぎると冠水が始まりました。
突然、道路が閉鎖されていました。
標識も無く危険です。
料金所の手前から、池状態に変化しています。
浸水は30センチあり、車高の低い車は危険でした。
道路管理事務所も冠水中。
浮きトイレが使用されています。
と言うわけで、しかし、モーターウェーなら未だ大丈夫だと判断したのが誤りでした。普通なら、バンコク市内から二時間もあればいけるところを四時間近くも掛かって、ほうほうの体で到着です。運転手が故郷に帰ってしまい、株主から車を借りてきたのですが、新車が水浸しになってしまい申し訳ないと思いました。しかし、この洪水は、何とならないものでしょうか。憤懣やるかたない道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)
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