日本で大震災が起きる直前、ミャンマーに出かけました。
タイとはお隣の国ですから、飛行機も一時間半しかかかりません。
気軽な気持ちで、思い立ったら飛びたてます。
ただ、毎回、ビザを取得しなければなりません。
これだけは、面倒といえば面倒です。
大使館まで申請に出かけますが、ちょっと億劫になります。
まあ、それでも入国すると、毎回、驚きの連続です。
半年ぶりに訪ねれば、ずい分と町並みが変貌しています。
この急激な発展振りには、毎回、目を見張るものがありました。
そこで、興味もあってヤンゴンの街中を撮影してみました。
ちょっと整理する気持ちで、紹介させていただきましょう。
<広告満載になった公共バス>
どのボディーにも、広告が打たれています。
何だかバンコクの町並みにいるかのような錯覚を受けてしまいました。
以前は、
日本から輸入された中古バスが、そのまま使われていました。
車体には”東武バス”のようなロゴが多く見受けられたものです。
でも、今回はすべてがミャンマーのバスに生まれ変わっていました。
日本のバスと言った郷愁は、完全に払拭されています。
たぶん、昨年中に訪れたのが、最期の名残だったのかもしれません。
この広告なんですが、シャンプーや化粧品のような女性向けの商品がほとんどです。
つまり、女性を消費者のターゲットに当て始めたようです。
もちろん、世界中の女性の関心は、ファッションやショッピングでしょう。
正に、ヤンゴンは巨大な消費都市に生まれ変わりつつあるような感じでした。
<広告看板もネオンも増えた>
バスの広告も増えましたが、街中はありとあらゆる広告看板が林立していました。
これは、去年の四月に始めて訪れた時には、ほとんど見かけませんでした。
驚くほど急スピードで、広告量が増えている印象です。
しかも、夜の街にはネオンの電飾があふれるようになりました。
ショッピングモールの室内照明も明るくなり、電気の供給が安定しているのかもしれません。
庶民のライフスタイルも、夜の時間帯まで押し広げられたイメージです。
<近郊ゴルフリゾートは、ご立派>
パンライン・ゴルフリゾートを訪ねました。
コース内に一戸建ての豪華な邸宅が分譲されていて、ほぼ完売のようです。
ゴルフ好きだったら、こんなコース内に住んで見たいと思うでしょう。
クラブハウスのレストランも立派でしたが、病院つきのリゾートには驚かされました。
ミャンマーの人って、お金を持っている人は、持っているようです。
これまで鎖国のような経済で、お金の使い道がなかったのでしょう。
一挙にお金を使い始めている感じもしました。
<それでも、レトロなミャンマーを発見>
いつの時代に製造されたのかも分からない。
そんなレトロな自動車が、まだ街中を走っているのです。
日野のバスも健在でした。
ところが、こんなお古の車も近代的なガソリンスタンドで給油するのです。
温故知新、古きを訪ねて新しきを知ると言ったところでしょうか。
ヤンゴンの魅力は尽きるところが無いようです。
(この巻き、終わり)