2011年4月29日金曜日

負け組み上がりだから貧乏性は治りませんの巻き


ビジネス用のカバンが壊れそうです。
手に持つ柄の部分が、千切れそうになっていました。
これまで、十年近く使ってきたので愛着があります。

通勤でも出張でも欠かさず持って歩いてきたのですよ。
なるべくなら、修理してでも使い続けたい。
日本にいた頃、一ヶ月以上掛けて探したカバンです。

何も変哲の無い品物ですが、自分なりに機能性を判断しました。
既に十年近くの年月が経ちましたが、意外にくたびれていない。
でも、柄が壊れてしまえば使い物にはなりません。

それで、一時帰国したときに代わりのカバンを探してみました。
あれやこれや見たのですが、今一、しっくり来ません。
これなら、タイでも程度の良いパチモンがあるかもしれない。

そう思って、今回は強いて買い物するのをあきらめました。
ならば、修理して当座を使い続けることにしよう。
テープをグルグル巻いて補強したらどうだろうか。

そんな貧乏性の発想が涌いてまいりました。
何せ、買った頃、四十台の半ばで年収六百万ちょっとでした。
正に人生負け組みのしがない管理職だったのですよ。

そういう人が、二万円近くも豪勢にカバンに奮発した分けです。
愛着より、ケチな根性の一心で使い続けたくなって来る。
駐在になって手当てを貰うようになっても、悲しい性根は変わらないのでした。

それで、グーグルで補修の材料を探してみます。
先ずはテープなんですが、自己融着テープと言うのを探し出しました。
何でも、テープ通しが貼り付き合う性質を持っているようです。

巻きつけると、重ね合わさった部分が自然に接着してくれます。
しかも、時間が経てば経つほど互いに密着しあうのです。
糊の付いたならテープならはがれやすいのですが、そんなことも無い。

まさに、粘着気質のストーカーみたいな材料です。
とにかく、日本で買い出してきました。
一時間も掛けて歩いたDIYの店で見つけられたから、満足です。
 

と言うわけで、巻きつけて見た結果、修理はバッチリでした。
これなら、当分の間は使い続けられそうです。
その内、バンコクで代わりの品でも、ゆっくり見つけようと思った道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

おまけ:
カバンのブランドは”WENGER”でして、カバンのAceが販売しています。
ネットで検索できますので、追々、新しいのを探してみることにします。

2 件のコメント:

とよこ さんのコメント...

お仕事お疲れさまです。
日本ではGWに入りましたが、タイの方はお休みはいつも通りでしょうか。

鞄ですが、とてもよい皮革製品のようですので、取っ手ごとリフォームしてもらえる可能性があると思います。
数日かかるので、今度日本に帰られた時に、すぐにリフォームに出して、タイへ行かれる時に間に合うようにしていただけばいかがでしょうか。皮革の鞄専門のリフォームをやっておられる方(店)もあります。

このようないい鞄は、型落ちもあまりしませんので、まだまだ使える可能性大ですよ。使わないとしても、いっぱい思い出が詰まった鞄ですので、修理してから大事に取っておかれれば、鞄も喜びそうな気がします(?)
 

ぐりぐりももんが さんのコメント...

とよこさんへ、

このWENGERのブランドは、ネットでも見かけます。
とても良いカバンですが、ブランドのことなど知らずに使ってきました。
それで、昨日もこちらのデパートで探したのですが、帯に短しと行った感じでした。

それで、この粘着テープですが、強いです。テープ通しで貼りあうので、糊面がはがれる心配も無く、結構、使い道が結構ありそうに思いました。