鉢呂経済産業大臣(当時)は、
2011年9月9日、前日の8日に野田佳彦首相らと視察に訪れた福島県の東京電力福島第一原子力発電所の周辺市町村について、
「市街地は人っ子一人いない、まさに死の街という形だった」
と発言し批判を受け同日午後、発言を撤回し陳謝した。
また8日夜に、非公式の取材の場で着ていた防災服の袖を毎日新聞社の記者に擦りつけ
「放射能をつけたぞ」
という趣旨の発言をしたと毎日新聞社などに報じられたが、9日夜には報道陣に対して「そういう事は言っていないと思う」と述べ、発言内容について釈明した。 ※引用ここまで、ウイキペディアより。
◇◇◇◇◇◇
まあ、辞職してよかったのです。
役職にしがみつくようなら、道産子の恥、生き恥さらしでありましょう。
脳波の測定でもした方が良いんじゃないかと思いました。
発言自体が、常軌を逸脱した怪電波ですよ。
それとも、栄華を極めたあまりに有頂天で放言したのでしょうか。
とにかく、こんな人間が経済産業省大臣になってはいけない。
しかも、お粗末なことに、たった就任九日目で引責辞任です。
失言といえば、松本ドラコン復興担当相も同じでした。
震災つながりとは言え、日数まで同じなのは問題意識が皆無なのでしょう。
だいたい、”死の町”のイメージは、チェルノブイリ原発事故で定着しました。
すでに放射能汚染が、残酷な結末として裏打ちされていたのです。
よくもまあ、過去も踏まえずに物言いをしたもんだと思ってしまいました。
◇◇◇◇◇◇
でも、何で冒頭にコントレオナルドが出てくるのでしょうか。
実は、レオナルド熊さんは、鉢呂さんの先輩に当たられます。
亡くなられてから、年月が久しく過ぎてしまいました。
あのアクの強いコントは、実に面白かった。
未だに記憶にこびりついているぐらいで、見直しても楽しいです。
それで、熊さんは北海道新十津川町の出身です。
高校は、隣町の滝川高校という進学校に入学しました。
ここまでは、故郷も学校も鉢呂さんと同じですから、郷土の大先輩です。
ただ、その後の人生は浮き沈みも激しくて、好き嫌いがありますね。
と言うわけで、この熊さんの後輩に当たる鉢呂さんは、大臣を辞職すると言う、自ら政界芸人として”落ち”を作った当たり、地元の最高学府、北海道大学出身ならではの頭の切れの良さ、と言ったところでしょうか。正直言いますが、北海道からなら、先ず農林水産大臣を出すべきだったと思うのです。鉢呂さんも、元は農協職員、しかも農学部出身だったのですから、なんだか腑に落ちない道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)
おまけ:
こういう名折れについては、残念ですが、道産子社長の先輩にも同様な事例がありました。
8 件のコメント:
有頂天になって舞い上がってたんでないですかね。
そもそも、震災自体も他人事との感覚だったんでしょうね。
当事者意識があったらあんな発言はできません。
道民としても恥ずかしいです。
有頂天になって舞い上がってたんでないですかね。
そもそも、震災自体も他人事との感覚だったんでしょうね。
当事者意識があったらあんな発言はできません。
道民としても恥ずかしいです。
有頂天になって舞い上がったんでしょうね。
そして根っこでは「他人事」って思ってたんでしょうね。
そうじゃなければ、あんな発言しませんよ。
何だかオフレコの有りかたの議論になりそうですけど、本質のわかっていないレベルの低すぎる話で呆れるばかりです。
ぐりももさん、こんばんは。
大変残念な結果になってしまいましたね。
「死の街」は、それだけ厳しい状況である、という意味で容認出来なくもないのですが、そのあとの「放射能」の方はいただけません。
まだ笑って聞ける余裕のない人も多いことでしょう。
わりとおおらかな土地柄の出身者は、都会に出て笑いどころの違いに戸惑うことがあります。
王将も駆け出しの頃、笑いの本場大阪なら何を言ってもいいだろうとタカをくくっていました。
しかし、田舎では普通の悪口系・嘲笑系の笑いは、大阪ではいたく嫌われたり叱られたりして「えっ、なんで」と思うことがありました。
都会、特に大阪では自虐でオトさなくてはいけない、という呼吸が呑み込めないうちは、不用意にふざけるものではありません。
鉢呂さんも、これとは少し違うでしょうが、大臣としての発言やマスコミの調略に無警戒なところが禍しました。
悪意が無い分鉢呂さんは救いがありますが、それだけに余計幼稚さが際立って、政治生命を失いました。
ぐりぐりももんがさん、
当ブログ、
新しくエントリーしている通り、
ソースの記事が差し替えられています。
どうやらようつべを称え過ぎたようです。
よって、
せっかくコメント頂いたエントリーは、
様子を見て削除の可能性大です。
ここにあらかじめおことわりのご報告をさせていただきます。
みょうてんさんへ、
どうも、毎日新聞の記者に誘導尋問的に引っ掛けられて、脊髄反射で返したのが”放射能を移してやる”だったようです。
それに思わず乗って反論する当たり、なんとも芸が細かく無いなー。
多分、”死の町”の発言で、二度あることは三度ある的に、記者たちはてぐすね引いたんじゃないかと思います。
だって、あいつらも言葉狩りの商売ですもの。そう思うんですよ。
江坂王将さんへ、
鉢呂さんは、新十津川町の出身です。
この間の紀伊半島を襲った台風では、母村と呼ばれる十津川村が大きな被害を受けました。つまり、新十津川町の人々は、百年前の洪水被害で移住を強いられ、苦労した村民の子孫と言うことになります。
それで、新天地の人々は、何か支援ができないか検討していると、NHKのニュースが報道していました。
こういう郷土に関る母村の状況が直近の惨状だったわけです。彼も知らないわけではなかったのだと思いますので、福島の視察後、あのような言葉は突けますまい。そんな風に思いました。
Onelifeさんへ、
いやはや、ものすごい誤爆記事で祭り状態になってしまったようです。
同じ九州のブロガー:Birth of Bluesさんも、紹介しておりましたけど、信憑性があるように思わせる張本人の行為が、問題なんじゃないでしょうか。
わたしのコメントは、よしなにご配慮下さい。お願いします。
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