2011年9月13日火曜日

三十年目にして分かったジャケットデザインの巻き

※曲の視聴は、こちらをクリックしてね。


このジャケットの踏ん張った少女が可愛いのです。
何かを引っ張っているらしいのですが、ちょっと謎でした。
初めて見たのは、三十年以上前の高校生の時です。

何かの雑誌の新譜紹介だったと思うのです。
ただ、突き止めるまでの興味はさほどありませんでした。
それで、そのまま時間が今まで過ぎ去ってしまったことになります。

でも、思い出させてくれた有名人がいるんですね。

それは、なんと民主党国会議員の松本龍さんです。
この方は、就任九日で、突然、震災復興担当大臣を辞めてしまいました。
そして、その時の辞任記者会見は、まるでなぞなぞのようだったのです。


色々言いたいことはあるが、謎かけをしようと思ったが、今日、これからいなくなるから。
私は、これからは。4月に亡くなった歌手でフィービ・スノウというのがいる。
また、5、6年前に出たカズオ・イシグロの本ではないが、これからは子どもたちのために<ネヴァー・レット・ミー・ゴー>。
私は被災された皆さんたちから離れませんから。
粗にして野だが卑ではない松本 龍、一兵卒として復興に努力をしていきたいと思っている。
(引用:CDジャーナルより)


しかし、言っていることが支離滅裂で、言動に酔っているだけでしょう。
ええ格好しいで、今は亡きフィービさんを単に当てはめた感じもします。
これでは大臣の器にあらずと思ったのですが、自分には衝撃でした。

そうか、60歳で亡くなってしまったんだ。
懐かしさで、ジャケットの写真がふっと記憶から蘇えってきます。
そして、扉の左側がどんなデザインだったのか、改めて気になってしまいました。


と言うわけで、インターネットは簡単に画像を探し出してくれました。なんと少女は、ブルドッグのワンちゃんと綱引きをしているのです。このほのぼのとした微笑ましい印象が、アルバムの収録曲全体を表現しているのかもしれません。でも、大震災の悲惨たる現状と、このアルバムやカズオ・イシグロの本の主題”わたしを離さないで”は、まるでかみ合いません。単なる引用でお茶に濁すには、"いいふりこきのがんべたかり"だと思った、道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

おまけ:
”いいふりこきのがんべかたり”は、北海道の特徴的な方言です。
「これほど粗野にして暴力的な北海道弁を私は知りません。」とサイトでは解説されていましたので、興味のある方は、こちらをご訪問下さい。

2 件のコメント:

南風雪治郎 さんのコメント...

そうですか!
ブラクドラゴンがね~~


オレのフィービーを語るな!って感じです。

このアルバムも良いですよ!

んで、あのマレーシアの切手はいいですね!

プリントアウトして小僧の部屋に飾ります。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

雪治郎さんへ、

そうですよね。
ブラクドラゴンに、言って欲しくなかったですよね。

70年代の女性歌手といえば、フィービスノー、ジャニスイアン、ミニー・リパートンの記憶が残っています。
でも、リンダロンシュタットは駄目だったなー、好きになれませんでした。

それで、昆虫切手なんですが、ググルとコレクターが紹介していますので、結構、楽しめます。あの写真は、地元のマレーシアから拾ってみました。