※マレーシアの切手
生まれて初めて、タイで蛍の光を干渉しました。
まるでクリスマスツリーのように、きらきら輝いています。
こんなに美しい光だとは思いもしませんでした。
北海道は寒冷な気候の土地柄です。
蛍の生息できる地域もかなり限られています。
ですから、道内で見たことのある人は珍しいと思うのです。
自分も生まれてこの方、この体験はありません。
もし、道内で生まれ育ち、一生を終えるのならそれも普通でしょう。
ネットで調べてましたが、自然に鑑賞できる生息地は二三ヶ所のようです。
ただ、大学の先生の調査によれば、生息地は六十箇所以上です。
ここら辺の数字の隔たりが良く分かりません。
たぶん、気候の厳しさで、繁殖力も弱くて目立たないのだと思いました。
でも、最近は養殖ブームでして、色々な場所で放たれているようです。
過疎化で悩む町村が、観光目当てに町起こしで蛍に着目する。
これは、単なる客寄せパンダの営利目的の行為に過ぎません。
そうなると、ちょっと日本の蛍が可哀相にも思いました。
さて、ここタイは、ぺトロプテックスと言う種類で、日本には生息していません。
代わりに、冒頭の切手のようにマレーシアでも見られます。
バンコクの周辺ですと、サムットソンクラン県まで出かけなくてはならない。
有名なアムパワー水上市場に連絡する運河一帯がスポットです。
その鑑賞を目的に観光船も出ています。
さて、今回は宿泊研修に追加されたアトラクションでした。
泊まったヤング・ココナッツ・リゾートから、ボートをチャーターします。
先ずは、アムパワーの市場を見学し、帰りに蛍を眺めることになりました。
これでは、雨を避けてマングローブの葉陰に、蛍は隠れてしまうのだそうです。
それでも、めげずに船頭さんはいそうな場所を見つけようとしてくれました。
船を減速しながら木々に近寄っては照明を点滅してくれます。
おそらく、蛍の発光を誘っているんじゃないでしょうか。
すると、ところどころですが、ちかちか光るんですね。
初めは、本当にかすかな光なので、目の錯覚かと思いました。
でも、大きなマングローブの樹木に寄った時、驚きの光景が待っていました。
頭上にある枝葉全体で、輝くようにチカチカ点滅したのです。
本当にクリスマスツリーのようで、美しさが印象に残りました。
と言うわけで、人生五十二年して初めての体験となりました。やっぱり、バンコクに住んでる以上、近場の観光としては欠かせないんじゃないでしょうか。しかも、道産子ですから、今の今まで見たことも無かったのが重大でして、一生の思い出になると思った道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)
おまけ:チャーターした船の経路です。(左クリックで拡大できます)
0 件のコメント:
コメントを投稿