2011年6月14日火曜日

コーンケーン出張で使った国道のお話

※左クリックで拡大してご覧下さい。

先週、出張したコーンケーンのおまけを書いておきましょう。
走ってもらったルートなんですが、往路と復路でちょっと変えてみました。
往路は、国道304号線を使い、帰路はごく普通の2号線をたどりました。

先ず、バンコクからイサーンへ向かう時は、普通2号線を使います。
ところが、パタヤから長距離バスに乗ると304号線経由なんだそうです。
ナコンチャイエアーバスの運行らしく、ネットの書き込みを見かけています。

確かに、イサーン(東北)地方なら、この方が近道ですね。
それで、この国道を走る周辺には多くの工業団地が点在しています。
ある時、取引中の協力会社さんがこの近辺に納入先があると聞きました。

この会社は、コラートのスラナリ工業団地に工場があります。
納品ですから、時間厳守は絶対でしょう。
地図を見ても二号線は遠回りですから、この国道は貴重なのだと思いました。

この304号線ですが、タップラン国立公園を抜ける付近は山道になります。
今まで片道二車線道路が、対抗二車線に変わってカーブもきつくなります。
時々は、追い越し車線区間もありますが、前をとろい大型車両が走ると厄介です。

バスもありましたけど、大型トラックの鈍行振りには呆れました。
日本の大型車両なら、あれぐらいの坂道ぐらい平気だったはずです。
過積載なのか、CNG燃料で馬力が出ないのか分かりませんけど、とにかくのろい。

しかも、抜きたくてもカーブが連続して、見通しも悪いし追い越しができない。
それでも、Sum Mai Ngamの峠を越えて走り続けたら、元の単調な直線路に戻りました。
その後は、コラートで二号線に合流して目的地まで快適な運転を楽しみました。

※国立公園はタリポット椰子が有名なんだとか。

と言うわけで、この国立公園に入る直前には、カビンブリ工業団地もありました。かなりのどん詰まりですが、自動車部品の日系企業も進出していて、地の利でトヨタさんの工場へ納入しているのかもしれません。かなり辺鄙な印象でしたが、この北にはコラートのスラナリ工業団地もあって、製造業はどんどん内陸に進出していると感じた道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

バンコク在住の方が304経由でコラートに行くのは珍しいでしょうね。
実は私は304を逆に南に行った国道331沿いが仕事場でしたのであの辺りの事情は良く分かります。
304・331は南の軍港サタヒップとコラートを結ぶ軍用道路でした。
10年位前までその痕跡が残っていまして、道路に小型機が離着陸できるようになっていました。でも今は拡幅工事でそんな面影は有りません。
今は道路も広くなり随分良くなりました。
間もなくパタヤ辺りからコラートまで全部片側2車線になると思います。
この辺りの工業団地は凄いですよ、一度機会があったら除かれる事をお勧めします。

所で峠道でトラックがモタモタ走っていた件。こんな理由です。
タイは特にバンコク周辺は土地がまったいら。
この為トラックは大きさの割りに極端に小さなエンジンを積んでます。その為ギヤが極端なローギヤード。
乗用車で言えばクラウンかセドリックのボデーに軽自動車のエンジンを積んだような物。
(だから安上がりです)
その為上り坂が苦手でモタモタ走ります。
同様にブレーキも貧弱なので下り坂もローギヤーのエンジンブレーキで走るので矢張りモタモタ。
国情の違いです、ご了解を。

短足おじさん さんのコメント...

うっかり名前を書かないうちにコメントをアップしてしまいました。
上記匿名さんは「短足おじさん」です。
失礼しました。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

短足おじさんへ、

コメントをありがとうございます。
自分の取引先にも、ラヨーンのロジャーナ工業団地で操業しているダイキャスト屋さんがおりまして、一年に一回程度は出かけます。しかしながら、結構、遠いと感じますね。
それと、ご指摘のようにタイの大型車両はエンジンが非力なのは、走りっぷりを見てすぐに分かりました。ただ、ラヨーンの製油所から石油を荷役したと思われる大型ローリー車が走っていました。
ブリラム・スリンなどの県へ供給しているのかもしれません。