2011年6月8日水曜日

敵を倒すには偽言も必要なのかの巻き


偽善者は素晴らしい約束をする、約束を守る気がないからである。

それには費用も掛からず、想像力以外の何の苦労も要らない。

「フランス革命の省察」エドマンド・バーク原著より

民主党が政権を握って以降、ネットで良く引用されて来ました。
特に、昨年四月から宮崎県で猛威をふるった口蹄疫以降です。
最初の一節を入力してググってみたのですが、五月三日が一番初めになります。

あの頃と言えば、ミンス党の赤い貴族こと赤松棒です。

農林水産大臣として対応に当たっていたのですが、目も当てられぬ杜撰さでした。
初動措置も取れず、、五月連休には外遊してメキシコでゴルフをする。
カストロ議長に会いたい一心でキューバに飛んでしまう。

その理由が、日本政府閣僚として初めて会見できるからだそうです。
日本の危機は捨て置き、尊敬する社会主義者に会うことが至上なのだ。
宮崎県の畜産農家の惨状など知ったこっちゃ無いのです。
 

これほどまでに、赤いクソ貴族どもは危機管理ができませんでした。
日本を滅ぼすのみに血道をあげてるとしか言いようが無い。
だから、道産子社長は旧社会党の残党が潜伏するミンス党を蔑視します。

さて、この保守主義源流の思想家、エドマンド・バークに戻りましょう。
かの党を表現する上では、けだし名言を吐いていらっしゃいます。
ただ、”原著より”とわざわざ断っているのに、ちょっと引っかかりました。

別に、翻訳されていたのなら該当箇所はあるはずでしょう。
あったとしても何時頃から引用されるようになったのか。
なぜなら、グーグルでは昨年の五月前には全く引用が見当たりません。

ふっと涌いたように突然引用が増えだしています。
2chか何かで書き込んだ人がいて、それがコピペされて流布した可能性が高い。
ひょっとして、原著と謳って信憑性を高めようとしたのではないか。

つまりですね、偽言なのではないかと思うようになりました。
ミンス党を攻撃するには、ぴったしの言い回しです。
ネットで流行るのを確信を持って予測されていたと思うのです。

そこで、この原著がネットでダウンロードできないか探して見ました。
ところがいとも簡単に簡単にダウンロードできたのです
PDFファイルになっていて、563KBとデータサイズも小さい。

早速にファイルを開いてみましたが、英語で無味乾燥な横文字が続きます。
母国語の人なら簡単に読めるでしょうけど、第二外国語の人には、ちと厳しい。
それで、アクロバットリーダーの検索機能を活用することにしました。

つまり、名言にあるキーワードが、原著のどこで使われたか、検索をかけるのです。
例えば、偽善者、約束、想像力などを先ず選んでみました。
ただ、二百年以上も前の古典なのです。

現代語では死語となった言葉も使用されているかもしれない。
とりあえずは、英辞朗と言うネット辞書から、訳語を選択します。
先ず、偽善者は”hypocrite”と言います。

検索したところ、一箇所しか見つかりませんでした。
原文は次のようで、グーグルで簡易翻訳しました。

It will teach posterity not to make war upon either religion or philosophy for the abuse which the hypocrites of both have made of the two most valuable blessings conferred upon us by the bounty of the universal Patron, who in all things eminently favors and protects the race of man.

これは、いずれかの宗教や哲学に戦争をしないように子孫をお教えします
両方の偽善者は、2つの最も貴重なのした虐待
祝福は、普遍的なパトロンの恵みによって私たちに与え、
人すべての点で際立って有利と人間のレースを保護します。

この記述は、どうも名言には当てはまりません。
だとしたら他の言葉を使った可能性もあります。
そこで、”dissembler”、”Phraisee”、”whited sepulcher”で探しましたが発見できませんでした。

その後、約束、想像力でも英単語で記述探しをしました。
でも、あの文章に合致する表現はなかったのです。
これって、ひょっとしたら捏造の偽言ではないでしょうか。

と言うわけで、引用の活発になった前に、ブログで著作を紹介した方にも問い合わせて見ました。結果的には、印象が薄い感じでしたので、元々、記述が無かったようにも思えてきました。得てして、ネットの政治ブログでは、まことしやかに捏造する場合が散見されます。真贋を見抜くのも、一苦労だと思った道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

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