吊るし柿みたいですけど、腸詰チーズなのです。
しかも、ミンチのお肉を詰め込んで生のまま売られております。
これが、冷房の効いた室内なら買おうと思い、食指も動きましょう。
ところが、ここイサーンでは道端の屋台で堂々と売られております。
ちょっと、鮮度の面で心配ですが、直射日光は避けて日陰でした。
しかも、日中は意外とそれなりに風も吹いています。
つまり、乾燥して干物みたいになるので、大丈夫なのでしょう。
ところで、この屋台は、ポン(Phon)と言う街で見かけました。
国道二号線が通り抜けますが、屋台が競い合うように並んでいます。
もちろん、目印になるのが、縄のれん状の腸詰ソーセージです。
これまで、国道二号線沿いでは色々な屋台を見かけてきました。
でも、生ソーセージ売りを見かけたのは、ここだけです。
地場の特産品なんでしょうけど、興味を惹かれました。
場所的には、イサーン(東北)最大の都市コンケーンに行く途中です。
ここから、車で一時間ほど北上すれば、たどり着けます。
しかも、国鉄の駅があって、特急も日に三本が止まるようです。
さて、冒頭の写真ですが、右の多くが豚肉、左が牛肉です。
一本で大体十個くらいつながっていまして、お値段は百バーツでした。
食べ方ですが、フライパンでこんがり焼くように説明も受けました。
こうなりゃ、楽しみで買って帰るしかありません。
一本づつ買って、後はすぐに食べられる牛のソーセージも買いました。
こちらは、一本五十バーツですが、安いですね。
※左の黒いのが生食可。球形のは正体不明。 |
試食させてもらいましたが、正に食べなれているソーセージの食味です。
ちょっと酸味もありますが、有名なイサーンソーセージとは違いました。
このイサーンソーセージですが、ハーブが効いて辛みや酸味の強い味が特徴です。
自分の経験では、初めて食べた時、鮮度が悪いと勘ぐったぐらいなのです。
それぐらい、ソーセージの味としては、初体験でショッキングでした。
未だに、この味付けだけは好きになれないのですが、この屋台のはOKでした。
と言うわけで、帰ってから上さんが蒸した後に、フライパンでこんがり焼いて食べてみました。どちらも、イサーン風ではなくて、ちゃんとした味付けでおいしくいただけます。でも、ちょっと脂身が多いのと、くず肉が多く混ぜてあるみたいで、強めの歯ごたえでした。もっとも、生食のできる良質なソーセージも売っていましたから、お土産としては面白いと思った道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)
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