2011年6月3日金曜日

ペテン師よりエイリアンだと思いますの巻き


「ペテン師」と首相批判=鳩山氏

民主党の鳩山由紀夫前首相は3日午前、菅直人首相が早期辞任を否定したことについて「内閣不信任決議案が出る直前に辞めると言い、否決されたら辞めないと言う。そんなペテン師まがいのことを時の首相がなさってはいけない」と厳しく批判、党両院議員総会の開催を通じて首相退陣を求めていく考えを示した。都内の自宅前で記者団に語った。 (2011/06/03-10:20 時事通信)

それにしても、前首相から現首相へ投げかけた文句は、前代未聞です。
ペテン師の言葉と評される現職首相が、かつて存在したでしょうか。
日経朝刊二面では、鳩山氏憤慨「嘘ついてはいけない」と見出しが躍っていました。
他の見出しも列挙してみますが、民主党は既にレームダック、ダッチロール状態にあるようです。

延命狙い 反発広がる
玉虫色合意、反日もたず
解散避け妥協の末....
首相「長期続投」発言で混迷
「菅降ろし」が再燃
野党、問責で揺さぶり

つまり、野党には伝家の宝刀、参議院の問責決議案提出が残っているのです。
今後が楽しみですが、民主党の支持は劇的に凋落していくでしょう。
それに海外のAFPなどでは、辞任表明を伝えました。
これを覆せば、外交では誰も日本を相手にしますまい。

それにしても、鳩山さんは坊ちゃんだから人がよさ過ぎる。
小沢さんは、秘書献金受領問題で身動きが取れない。
党を割って出れば、強制起訴がどんどん有罪になびくでしょう。
そう民主党が検察に圧力を仕掛けるのも分かっている。

結局、解散選挙をして敗北しても構わないのかと、暗に脅した奸が勝ったことになります。

これは自分の立身・栄華を極めることのみに専心する奸の真骨頂です。
政党を政治史の中に位置づけて育み、国家を発展させる発想ではありません。
つまり一匹狼の権勢欲に阿漕な餓鬼にしかならない。

小沢さんが立ち上げ、鳩山さんが私設子ども手当てで手塩にかけて育てた組織です。
それを、内部から蚕食して破壊する驚異的な腹黒い寄生虫なのでした。
これって、エイリアンの映画を思い出しました。
体内を食いちぎられて宿主は死ぬが、エイリアンは成長を続け繁栄するのです。

結局、衆議院の解散総選挙が無い限り、選挙は任期満了で行われます。
その結果、民主党は議席が100を割ることになるでしょう。
ですので、松木さんと横粂さんは、決別して賛成に投票したのは、優れた判断です。
後々で有権者から讃えられ、選挙で勝ち残ると思います。

ところで、小沢一派の衆院一回生諸君は、賛成票を投じるべきでした。
解散総選挙になったとしても、賛成に回った錦の御旗が有効になって連続当選できたかもしれない。
でも、そのチャンすら自分で摘み取って不信任案の否決に回りました。
自業自得ではないでしょうか。

もし、解散されずに除名されても、地道に政治動さえ続ければよいのです。
任期満了の選挙では、生き残るチャンスだって浮上したと思います。
でも、ご愁傷様ですね、さようなら。

と言うわけで、上さんに言わせると、奸の手口は三国志の「緩兵の計」(時間稼ぎ)なんだそうです。中共のメディアが実況中継したのを紹介したNHK番組では、とこどころで聞こえた中国語でそう解説されたとのことでした。さすが、謀略の国でして、目の付けどころが違うと思いました。でも、どうして、この人は企みごとに秀でた才能を外交・国政に活かせないのでしょうか。最低の日本人(偽装半島系)を見た道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

<おまけ>
「それはウソ」色をなす鳩山前首相」
読売新聞2011年6月3日06時13分

2日の菅首相の「退陣示唆」は、内閣不信任決議案の可決を回避するための方便だったのか――。
攻防の舞台裏を検証した。(文中敬称略)

◆極秘作業◆
菅の退陣に関する条件なのかどうかを巡って解釈が割れた鳩山前首相と菅の間の覚書は、菅の指南役、北沢防衛相と鳩山の側近、平野博文元官房長官が極秘にまとめ上げたものだ。

「鳩山は時間をかけて話をすると、あっちへ行ったりこっちへ行ったり揺れるから、一気にやろう」

平野と北沢が覚書作りに着手したのは1日夜。鳩山は不信任案賛成の意向を表明済みだったが、平野は鳩山の、北沢は菅の意向を確認しながら、何度も電話で文案を詰めた。

2日午前、首相執務室。北沢は覚書を手に、枝野官房長官とともに菅に向き合った。
「2次補正の編成とは、成立のことか」
いぶかる菅に、北沢は「そこはぼかさないとダメです」と進言した。

約1時間後、菅は平野、岡田幹事長らの前で鳩山と覚書を交わした。鳩山は覚書を退陣条件と考え、署名を求めた。菅は「党の中のことだから、信用してほしい」とかわした。しかし、両者の意図の違いは、菅がこの日、一度も「退陣」という言葉を使わなかったことに表れていた。

◆「終わり」の始まり◆
玉虫色の合意のほころびは、すぐに表面化した。

「それはウソだ。私と首相との間で、辞めていただく条件の話をした」

岡田が2日昼の党代議士会後、菅の退陣時期について「区切っていない。(確認事項が続投の条件とは)言ってない」と記者団に語ったことを伝え聞いた鳩山は色をなして反論した。

逆に、菅は「紙に書いてないのに、何を言っているんだ」と、鳩山への不信と怒りを周囲にぶちまけた。鳩山が代議士会で、2011年度第2次補正予算案の「編成のメド」をつけた段階で菅が辞任すると説明したからだ。

鳩山には、小沢一郎元代表の顔も立てなくてはいけない事情があった。2日午前の菅との会談内容を小沢に報告した際、「どこまでしっかり詰めたのか」と問われ、「私が代議士会できちっと話をします」と約束したのだ。ただ、不信任案否決後、鳩山が議員会館のエレベーター前で居合わせた側近議員に語りかけた言葉には、菅への不信が色濃くにじんでいた。

「まだ油断できない。もし約束不履行だったら(退陣を求める)両院議員総会を(実現する署名を)150人、いや250人は集めないといけない」

矛先は岡田にも向いた。
「岡田氏が小沢元代表は除籍と言っているって? 本当にやるなら、岡田氏のクビを取らなくては」

当選1回の若手衆院議員は衆院本会議後、ため息交じりに「民主党の『終わり』は、まだ始まったばかりの気がする」とつぶやいた。

2 件のコメント:

御燗よりヌル燗でオカラ治郎 さんのコメント...

も~~~ね、この茶番劇には辟易ですわマジで。

民主党ってのは正に変節漢の集まりなワケで・・・・・・

あ!変節管だ!


ん~~~やっぱり!


御粗末様です。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

オカラ治郎さんへ、

なかなかの落ちで有難うございます。
こちらは、本格的な雨季に入って、ものすごい土砂降りが降るようになりました。
雨が降ってもからっと晴れてくれるのはありがたいですが、日本の政界に晴れ間は見えるのでしょうか。
そんな気分です。