菅直人さんは、私が首相のときに副総理として、何度も「厳しい局面に立たされたら、別の大きなテーマを示せば、そちらに国民の目が向いて局面を打開できるんだ」と進言してきました。
普天間飛行場移設問題で危機に陥ってるときにも「消費税増税を言え」と働きかけました。
私は「言えない」と答えました。
(SANKEI EX PRESS抜粋 2011/07/12)
これは、奸チョクト氏の必殺奥義「手のひら返し」を、鳩ポッポに伝授していた時の模様です。
要するに、政治課題にはまともに真剣に向き合わず、疲れるようなことはしない。
変わりに、大衆の反意を巧妙にそらして命脈を保とうとするのです。
まっこと、高等な「かわし技」なのでありましょう。
ですが、その極意もあっさりと披瀝されてしまえば、何のことはありません。
問題をすり替える策士として、稀代のペテン師以外の何者でもないのです。
詭弁、はぐらかし、トリック、悪意の置換など、ぶつけてやりたい言葉は山ほどあります。
はっきり申しまして、日本国および国民は、試されているのです。
有権者の良識と言う判断力において、「奸チョクト」と言う治験薬が投下されました。
これを受けて、我々は「ストレステスト」を受けている真っ最中なのではないでしょうか。
このテストは、すでに一年以上の長き時間をかけて来ております。
そろそろ、判定結果を出しても良い気がしてきました。
この日を国民は一日千秋の気持ちで待ち望んでおるのです。
ですが、衆議院の解散権を自在に操れる、強力な副作用が残っていました。
ミンス党のとある方も、”ナントカに刃物”とその効果を侮ってはおりません。
予断は許してはなりませんぞ。
どんな副作用のある治験薬か、いまだに分からないでいるのが恐ろしい。
と言うわけで、原発のストレステストなんかより、こっちのテストをいち早く終了させるべきでは無いでしょうか。さもないと、今年の夏は炎暑でしょうから、発電量は一向に回復しないまま、国民は熱中症の恐怖に晒されてしまう。震災や原発事故の対応、その後の経済対策でも、復興は遅遅として進まず、国民は疲弊していくのです。往生際も悪く、悪あがきの末に、あくまでも政権の座にしがみつこうとして延命を画策する、この脅威の治験薬ならぬ劇薬にうんざりする道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)
2 件のコメント:
誰に何を言われようと、首相の座を明け渡さないのは、首相という“冠”が外れた後の自分を想像できないからなのかもしれない、と思うようにもなりました。カンさんが首相の座を降りたら、最悪、自殺を図りそうな気がして恐いです。
いつからでしょうか、昔からでしょうか。地位と名誉にしがみつき始められたのは・・・。カンさんの退陣後の面倒を見られる方っていらっしゃるのでしょうか。奥様を除いて。
最後の最後まで国民に迷惑をかけることは辞めてほしいですね。
とよこさんへ、
どうあれ、憲政史上に名を残すヒトでしょうから、そろそろ、後進に道を譲り渡すべきでしょう。
それで、アレは、全共闘世代として学生運動をしていた20代の頃から、首相になることを口走っていたそうですから、それだけが目標だったのでしょう。
いずれにせよ、政治活動で苦楽をともしてきた側近は、今では横浜で浮浪者をしており、その人が産経新聞のインタビューに答えていたのですが、最も首相にしてならない人間性だったことは間違いないようです。
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