こうした騒動の中、山本さんはバリケードの机に乗り揺さぶるメンバーを降ろし、
ちょっと待った!
ちょっと待った!
こういうことはもうしないから。
ここを開けて、ちゃんと話し合えばいいや、
こういうものがあるから、
みんなテンション上がってしまうから。
これ(バリケード)をどけて、対応できる雰囲気をつくってください。
じゃないと、暴力沙汰になったら、誰もプラスにならないから
と語った。
(FNNニュース 07/12 18:25 サガテレビ)
意外と、芸能人の山本太郎さんは、現場で落ち着いていたようです。
仕事先の四国から、わざわざ駆けつけてきたそうですが、グループに加担する雰囲気はありません。
むしろ、その場の混乱を収拾しようと努力していた感じもありました。
一方、市民団体の中には、太鼓を叩いている女性の目が完全にイッていたらしい。
ネットでは、ニュース報道(1分56秒頃)をしっかりチェックしていた人もいました。
まあ、見る限りでは非常に得体の知れないグループです。
このような反原発を標榜している団体って、何者なのでしょうか。
全国で五十程度あるらしいのですが、趣旨や目的もバラバラだと思うのです。
だって、太鼓叩いてどんどこどんが、どうして原発反対に結びつくのか、理解に苦しむだけですよ。
これが、今ホットな玄海原発を抱えた佐賀県でのひと悶着なのです。
アポなし突撃面会ですから、役所の人も迷惑千万、謝絶でしょう。
社会的ルールを無視する、俗に言うプロ市民が怪しく見えてきます。
わざと事件を起こして社会問題化させ、世間の注目を浴びるのが前提としか言えない。
だから、この手の市民活動は、社会の異端と言っても過言ではない。
一方、この山本太郎さんは純粋な反原発の動機があるのかもしれません。
これまで、政府は、福島原発事故の実態を隠蔽しようとして来ました。
放射能がどう拡散しているのか、その情報をなかなか明かそうとしません。
福島県の親御さんだって、抵抗力の無い子供達が被爆しないか心配になります。
ですから、政府に抗議する運動に立ち上がった経緯があるのです。
最初の抗議先は文部科学省になりました。(経済産業省じゃない!)
そして、その集団の中で、山本太郎さんは腕を組み、仁王立ちしていたのでした。
芸能人ですから、人気商売なので顔も名も知られています、
一方、東電と言えば、マスメディアの世界では大事な広告主です。
それに反旗を翻したのですから、役者・タレントとしての仕事を干されても仕方がない。
本人だって、そんなことは初めから想定していたのでしょう。
迷惑をかけたいくないからと言って、所属事務所も辞めてしまいました。
それでも、行動に立上がったのは、まことに純粋な男なのではないでしょうか。
と言うわけで、私は、山本太郎の気概、意気込みを否定する気になれないのです。道産子社長のようなブログだったら、匿名でも構わないでしょう。一方、正体を明かして政治活動にするのは、本業ならいざ知らず、さぞかし勇気の要ることです。山本さんは、ただ子供達の未来を憂いているだけではないでしょうか。そんな風に感じながら、今は見守ってあげたいと思う道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)
おまけ:NHK大河ドラマ「新撰組!」の演技に好感をもっていました。
0 件のコメント:
コメントを投稿