タイで赤バス・青バスに乗ると、必ず見つかります。
これは、安売り携帯ショップのG-NETが採用しているマスコット君です。
おなかに締め込んだ青いベルトに、Gの字も象徴的なバックルです。
会社の業績に貢献してくれるヒーローの役回りなんでしょう。
でも、白っぽいぶよぶよした体格に、少女漫画ばりのパッチリまつげが不釣合いです。
しかも、頭の髪型がヘルメットをすっぽり被ったようで頭にはアンテナも出ていました。
今時の携帯電話にアンテナなんてありませんから不自然でしょう。
加えて、手と足には似通ったブルーのグローブとシューズもはいております。
はっきり言って、何をもじってキャラクターを作ったんでしょうか。
頭には、町の花”アイリス”をあしらい、内浦湾の名産”ホタテ”が耳かざりです。
手足・胴体は、駅弁で有名な”かに飯”の”毛がに”が使われているのでした。
意味脈絡もない、てんこ盛りコンセプトですが、町の熱意だけはひしひしと感じますね。
でも、このGネット君だけは、意味不明なんですよ。
それで、この不思議さも手伝ってか、Gネットのホームページをたずねて見ました。
調べてみましたけど、お名前は”G-HERO君”と名乗ってるみたいです。
会社のヒーローってことは、携帯ユーザーに手を差し伸べる英雄なんでしょうか。
強気をくじき、弱きを助ける正義の見方だとしら、正体はなんのでしょう。
それで、今の今まで不思議に思って考えて来た分けです。
でも、ふとしたきっかけでなぞが解けてしまいました。
それは、相撲の名古屋場所の初日を紹介するニュースを見ていた時のことでした。
英語で相撲レスラーって言いますけど、海外で暮らし馴れると、あの格好は異様です。
回しだけがコスチュームで、それを締めだだけのほぼ全裸姿ですよ。
しかも、髪型は大銀杏(ちょんまげ)を結っていて、サムライみたいに見えます。
回しにちょんまげか、、、、、
待てよ、あのGヒーロー君のベルトって、回しそっくりじゃないか。
しかも、ちょんまげみたいなアンテナまで出している。
グローブとシューズは着けているけど、後は裸みたいな感じだしなー。
これって、相撲取りをパクってキャラクターを作ったと言うことでしょうか。
お相撲さんは腕力も上背もあるし、神技ですから人の鑑として立派でなくてはならない。
こうなると、庶民のヒーローに違いないわけです。
と言うわけで、Gヒーロー君は、どすこい勝負の関取が原型だったに違いないと思いました。この携帯電話会社ですけど、バス全体を広告で貸し切って宣伝したりしています。日本でも、JR山手線とか首都圏で見かけていましたので、タイでも同じような宣伝効果の話題づくりに心がけているんだろうと思いました。きっと、7バーツ・8バーツのバスにしか乗らない庶民の味方なんでしょう。安売りの携帯こそ、みんなのITヒーローなんだと思った道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)
2 件のコメント:
わはは、イギリスBBCの「テレタビーズ」をベースに、顔を少女マンガ風にしただけじゃないかしら。
どことなく中国のコピーキャラを思わせますね。
江坂王将殿、
テレタビーズって指摘されて、グーグルで画像検索して、分かりました。
名前は知らなかったのですが、時折、目にしていて、何となくかわいいエイリアンだと思っていたやつですね。
タイのゆるキャラですが、日本文化の影響が強いせいか、顔つきはやさしく、かわいさを全般的に残しています。
テレタビーズは暗闇で見たら怖い感じがしますね。欧米との違いでしょうが、Gヒーロー君が好みです。
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