平成23年(2011年)3月11日午後2時46分のこと。
大地はゆれ、海はうねり、人々は逃げまどった。
地震と津波との二段階にわたる波状攻撃の前に、この国の形状と景観は大きくゆがんだ。
※復興への提言:前文(起草:東日本大震災復興構想会議)
なんと、類稀なるお馬鹿な起草者でありましょう。
青臭い文学書生気取りで、書き出したとしか言いようが無い。
破壊は行為です。
人為的な表現としての意味合いを強く含みます。
大震災は自然の災害でしかない。
行為でもないのに、破壊がやってくるなど、お寒い文学表現でしょう。
陶酔して書いているとしか言いようが無い。
災害は前触れも無くやってきた。
こうならば、前文としてはまだ理解できますが、この冒頭だけでめまいがしました。
ついぞ、日本人の言語感覚は、ここまで劣化したかと情け無くなりました。
復興のために具体的な提言を行う序文が、このありさまです。
事態を文学的に表現して、復興が速やかに行われるとでも言うのでしょうか。
そして、これに続く一文が壊滅的でした。
ますます、真骨頂の駄文としか言いようが無い。
災害の発生した時刻を、体言止めにした非常識さです。
提言においては、復興を具体的かつ建設的に述べる論文でしょう。
どうして、唐突に前文で、この表現を持ち出す必要があるのでしょうか。
きっと、学校の先生から教わらなかったのでしょう。
小論文では、論理を求められるので体言止めはタブーです。
全く使えないとは言えませんが、文章の品格は期待できません。
つまり、文章を書く際のTPOが理解できない痴れ者が書いたとしか言いようが無いのです。
外国人が、後天的に勉強して書き上げたのなら、誉めてもあげましょう。
でも、この論文は日本国と日本国民に奏上された、純然たる日本語の文章です。
この起草者に、異人(在日)でも混ざっているとでも言うのでしょうか。
ならば、これは由々しき事態になりましょう。
これほどまでに、日本語を軽んじ、無意味な表現に酔う倒錯者がいたとは、信じられません。
さらに言えば、”人々は逃げまどった”など言語道断です。
復興が遅々として進まず、政府の無責任の中、震災の苦しみは今でも続いているのです。
逃げまどう様を思い出させて、なにゆえ復興の機運がたかまるのでしょう。
続けて、地震と津波との二段階にわたる波状攻撃の前に、と出ました。
波状攻撃って、自然が何らかの意図で危害を加えるとでも言うのでしょうか。
この言葉は、軍事的な意味合いもあり、ひいてはスポーツ競技でも使われています。
つまり、震災がスポーツだったと言うことですか、それとも戦争でも仕掛けられたと言うことですか。
これほどまでに、表現の綾取りを知らない起草者は、責任を取るべきです。
準戦時体制張りの語法で、平和憲法のわが国日本を冒涜するなど、言語道断でしょう。
まさに、日本語を知らぬ無知のばか者が書いたとしか、言いようが無い。
※またまたOverdopeさん、失敬仕ります。 |
(この巻き、終わり)
2 件のコメント:
ぐりモンモンちゃま
こうも毎日政府の醜態見せ付けられると、当方の感覚も麻痺状態に陥るから怖いよね。
日本人は何時からこんなにバカっぽくなっちまったのでしょう。
岡田以蔵や田中新兵衛に暗殺してもらいますか、ってかマジで。
はだゲソさんへ、
民主党の政治局は、社会党の局員が横滑りして働いているようですが、そこらへんのストライキのアジビラでも、作っておれば良いのです。
政治局の人間が参画しているようにも思えますが、情け無い。
人々の痛みが分からないのでは無いでしょうか。
漁民を高台に移して、働くときは港へ通って、おまえら、海の勇者がサラリーマンになれるかい。
そんな、気分です。
コメントを投稿