2011年7月3日日曜日

青臭い文学書生を使うなんぞ、政府はほんに下衆どもの巻き

破壊は前ぶれもなくやってきた。
平成23年(2011年)3月11日午後2時46分のこと。
大地はゆれ、海はうねり、人々は逃げまどった。
地震と津波との二段階にわたる波状攻撃の前に、この国の形状と景観は大きくゆがんだ。
復興への提言:前文(起草:東日本大震災復興構想会議)

なんと、類稀なるお馬鹿な起草者でありましょう。
青臭い文学書生気取りで、書き出したとしか言いようが無い。

破壊は行為です。

人為的な表現としての意味合いを強く含みます。
大震災は自然の災害でしかない。
行為でもないのに、破壊がやってくるなど、お寒い文学表現でしょう。

陶酔して書いているとしか言いようが無い。
災害は前触れも無くやってきた。
こうならば、前文としてはまだ理解できますが、この冒頭だけでめまいがしました。

ついぞ、日本人の言語感覚は、ここまで劣化したかと情け無くなりました。
復興のために具体的な提言を行う序文が、このありさまです。
事態を文学的に表現して、復興が速やかに行われるとでも言うのでしょうか。

そして、これに続く一文が壊滅的でした。
ますます、真骨頂の駄文としか言いようが無い。
災害の発生した時刻を、体言止めにした非常識さです。

提言においては、復興を具体的かつ建設的に述べる論文でしょう。

どうして、唐突に前文で、この表現を持ち出す必要があるのでしょうか。
きっと、学校の先生から教わらなかったのでしょう。
小論文では、論理を求められるので体言止めはタブーです。
全く使えないとは言えませんが、文章の品格は期待できません。

つまり、文章を書く際のTPOが理解できない痴れ者が書いたとしか言いようが無いのです。
外国人が、後天的に勉強して書き上げたのなら、誉めてもあげましょう。
でも、この論文は日本国と日本国民に奏上された、純然たる日本語の文章です。

この起草者に、異人(在日)でも混ざっているとでも言うのでしょうか。
ならば、これは由々しき事態になりましょう。
これほどまでに、日本語を軽んじ、無意味な表現に酔う倒錯者がいたとは、信じられません。

さらに言えば、”人々は逃げまどった”など言語道断です。
復興が遅々として進まず、政府の無責任の中、震災の苦しみは今でも続いているのです。
逃げまどう様を思い出させて、なにゆえ復興の機運がたかまるのでしょう。

続けて、地震と津波との二段階にわたる波状攻撃の前に、と出ました。
波状攻撃って、自然が何らかの意図で危害を加えるとでも言うのでしょうか。
この言葉は、軍事的な意味合いもあり、ひいてはスポーツ競技でも使われています。

つまり、震災がスポーツだったと言うことですか、それとも戦争でも仕掛けられたと言うことですか。
これほどまでに、表現の綾取りを知らない起草者は、責任を取るべきです。
準戦時体制張りの語法で、平和憲法のわが国日本を冒涜するなど、言語道断でしょう。
まさに、日本語を知らぬ無知のばか者が書いたとしか、言いようが無い。

※またまたOverdopeさん、失敬仕ります。

と言うわけで、この提言の前文は、文学的表現に徒労に腐心した、青二才の外道が鉛筆をなめなめ書き上げた雑文としか言いようがありません。しかも、極めつけの無粋さは、復興提言のサブタイトルが、~悲惨の中の希望~になっていたことでしょう。災害で苦しんで来た状況は、誰の目に見ても明らかです。復興には苦難の長い道をたどるのが分かってしまった分けですから、現状を貶める表現を使って、人々の士気を下げる魂胆が目に見えています。政府は、わざと復興を遅らせたいのですよ。そうすれば、ペテン師の総理だって辞めずに延命できる。そんな、腹黒く誠実さすら失せた日本人を見て恥ずかしくなった道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

2 件のコメント:

はだゲソ さんのコメント...

ぐりモンモンちゃま
こうも毎日政府の醜態見せ付けられると、当方の感覚も麻痺状態に陥るから怖いよね。
日本人は何時からこんなにバカっぽくなっちまったのでしょう。
岡田以蔵や田中新兵衛に暗殺してもらいますか、ってかマジで。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

はだゲソさんへ、

民主党の政治局は、社会党の局員が横滑りして働いているようですが、そこらへんのストライキのアジビラでも、作っておれば良いのです。
政治局の人間が参画しているようにも思えますが、情け無い。
人々の痛みが分からないのでは無いでしょうか。
漁民を高台に移して、働くときは港へ通って、おまえら、海の勇者がサラリーマンになれるかい。
そんな、気分です。