※タンホセアン本店 |
この名前を聞いてピンと来たら、かなりマニアックです。
しかも、男の人で行ったのなら、よほど奇特なはずです。
でも、バンコク駐妻、マダムならかなりの趣味人でしょう。
このタンホセアンは、知る人ぞ知る地元百貨店の老舗です。
場所は、チャオプラヤー川を渡ったシリントーン通りにあります。
この通りは、戦勝記念塔から西に伸びる道路なので、すぐ分かります。
※左クリックで拡大してご覧下さい。 |
BTSで降りたら、エアコンバスの515番か539番に乗り換えましょう。
後は、一直線に走るだけで、橋を渡ったら降りる準備をします。
左手に大きなビルが見えますので、分かりやすいはずです。
さて、このタンホセアンですが、華僑系のデパートなのが分かりました。
デパートの玄関を見上げると、陳和盛百貨店公司と書いてありました。
要するに創業者の名前を、そのまんまに名付けただけです。
日本語だったら、”ちんかずもり”さんになります。
でも、上さんに言わせますと、この発音は潮州語らしいと言っておりました。
華僑でも、タイに住み着いたのは、多くが潮州人でした。
広東にある潮州市は、現在でも二百五十万の人口に過ぎません。
つまり広大な中国でも、タイへ来た華僑は、ごく限られた地域の人なようです。
さて、この百貨店は手芸品売り場の品揃えが豊富なことで有名です。
確かに行って見て、その売り場の広さに驚きました。
フロアーの三分の一は占めてるんじゃないでしょうか。
特に毛糸やニットの編み物・織物用品が一杯でカラフルでした。
でも、アクリルの派手な蛍光色の糸ばかりが目立ちます。
一玉で16バーツですから、日本の百均ショップより安い。
それで、ここバンコクではリリアン編みが人気みたいです。
この編み機なんですが、縦二列に並んだタイプが売られています。
編み方の教則本なんかも豊富で、数多く陳列されていました。
パラパラめくって見ましたけど、タイ語なので全く分かりません。
一方、上さんは文字が読めますので、興味を持って眺めていました。
もちろん、編み機を使いはじめて間もないからでしょう。
どんなデザインに挑戦しようか、とても参考になるようです。
グーグルで調べましたが、日本では円筒状に編み上げるようです。
ところが、こちらでは、マフラーやショール、ベストなどが編まれていました。
このため、縦に長く編むのですが、英語では”Mayan Loom”と説明されていました。
きっと、古代マヤ文明の時代から編まれてきた方法なのでしょう。
と言うわけで、タイに来て編み物の知識を少しばかり得ることができました。上さんには、眺めていた本を買ってプレゼントしたので、その内に何か編んでくれるのだろうと思います。それと、タンホセアンはカオサン地区に支店があるそうで、今度はそちらにも行ってみたいと思う道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)
2 件のコメント:
リリアン編み! 懐かしいです。
子供のころ、(今は廃刊になってしまった)小学館発行の「小学*年生」シリーズを親に買ってもらっていたのですが、ある号の女の子用の付録に、リリアン編みのセットが入っていた時がありました。写真の右側のような形をしていました。
ただひたすら、輪っかになって出てくる糸たちを編み続けるだけでしたが、いろんな色を使って輪っかの色が変わるのが楽しくて、夢中で遊んでいました。
そんなこんなで、今は編み物のプロで・・・はありません(--) 手芸も全くと言っていいほどダメです。色変化が楽しいだけで、手芸が楽しかったのではなかったようです、子供時代の私は^^
とよこさんへ、
コメント有難うございます。
このリリアン編みですが、円筒形は知っていまして、自分の小学生時代、クラスメートの女史の中に、学校で編んでいる子もいました。
ですので、記憶の中にはあったのですが、縦型二列と言うのは面白くタイの異国で見かけたときは、驚きでした。
この縦型は、リハビリ機器としても日本で使われているようです。
http://kml-net.com/katateami/page41.html
コメントを投稿