ウイキリークスさんが、やってくれました。
この外交書簡の電文を暴露してくれたおかげで、如何にTPPが怪しいかが分かります。
ニュージーランド外交貿易省のマーク・シンクレアTPP首席交渉官は、「TPPが将来のアジア太平洋の通商統合に向けた基盤である。もし、当初のTPP交渉8カ国でゴールド・スタンダード(絶対標準)に合意できれば、日本、韓国その他の国を押しつぶすことができる。それが長期的な目標だ」と語った。(米国大使館公電から)
引用元は、ニコズ・ブログさんからです。
孫引きになりますが、ネタの大元は、「日本農業新聞」さんの記事でした。
何しろ、TPP締結で打撃を被る農家が読者の対象としているだけあって重大事でしょう。
この件で、ワシントンDC在住の保守派の論客、古森義久さんは、どちらかと言えば賛成です。
TPPを後押しする新聞記事を、最近は比較的良く取り上げてきました。
でも、背後にある壮大な罠の国つぶしには、気づいていないのかもしれません。
この中で、日本のみならず韓国までつぶそうとする発想がアジアに対する差別性を感じます。
これまで、韓国は、EUやアメリカと自由貿易協定を結んできました。
貿易依存度が、八割を超える極端な輸出国家のせいもあって、止むを得なかったのかもしれない。
でも、この記事がメディアで紹介された以上、韓国も何らかの反応は示すのではないでしょうか。
なぜなら、隣国の日本のことが気になって気になってしょうがない国ですから。
と言うわけで、東北大震災のどさくさに紛れて、TPPを推し進めようとする経済産業省などの役人は、どっちの国のために公僕として働いているのでしょうか。幸いなことに、優柔不断な菅政権は、最近では、一転考えを翻して、受け入れにはお茶を濁しています。このまま、世論の高まりで、少なくともTPP参加は、遅らせるべきと思った道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)
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