2011年5月5日木曜日

死を賭して朝鮮料理伝統メ​ニューはいかがの巻き


思わず、般若のお面を連想してしまいました。
何でおれがって、言いたいんでしょうか。
般若は、”嫉妬や恨みの篭る女の顔”として表現されています。

まさに鬼女の表情に近いものがありますね。
きっと、この方も嫉妬や恨みが籠もっていたのかも知れません。
何とも、凄まじさを感じてしまいました。

それで、ユッケなんですが、朝鮮料理のメニューでした。
他にも似たようなタルタルステーキがあって、どちらも生肉料理です。
魚の調理法にも、たたきがありまして、レシピーは似通っています。


でも、魚の場合、これが原因で食中毒になるケースは少ないようです。
それでも、赤身の魚肉にもヒスタミン中毒が紹介されていました。
他に”たたき、食中毒”でググると、引っかかるのは鶏肉の食中毒がかなり多い。

日本人は、生食文化なんですけど、魚は安全なのかもしれません。
反対に生肉は、命を賭けて食べるべきなのでしょう。
どうして、こんなに違いが出るのか、不思議に思いました。

でも、魚はその場でさばいて料理するのが普通です。
一方、生肉は、解体、冷凍、流通、解凍、調理と工程が多い。
これだけ過程が長いと、生食の鮮度は本当に維持できるものでしょうか。

はっきり言って、できるわけ無いと思います。
焼肉屋さんだって、ユッケは出せないとブログで説明していました。
そのご主人は、静養軒と言うお店を切り盛りしています。
まさに食の安全に一家言があると察しました。
 
それでは、なぜ「焼肉居酒屋えびす」は、これまで集団食中毒を起こさなかったのでしょうか。
 
それはですね、食材の売れ行き次第だったのだと思うのですよ。
激安のからくりとして、安く仕入れて、なるべく在庫は持たないのが当たり前になる。
ですが、食材が鮮度の良い状態で回転させない限り、ユッケなんかは調理できない。
 
 
でも、お客さんの注文もそれなりにあるし、作り置きすることになる。
これって、有害な菌が増殖して、すでに自殺行為ですね。
安心のおける食材を調達して、値上げしたって良かったのかもしれない。
 
一方、東北大震災で消費マインドが下がってしまった。
消費者の自粛で、売り上げが減っていたのも原因でしょう。
つまり、食材の在庫回転が落ち込んで、鮮度のことなど構っていられなかった。
 
薄利多売ですから、自転車操業なのは止むを得ない。
加えて、人気商品は止められなかったと言い訳するのも、売り上げ第一なので腑に落ちる。
メニューから消せば、またまた売り上げが落ちてしまいますもん。
 
と言うわけで、若い経営者ですから、これに懲りずにチャンレンジしてもらいたいけど、かなり食の安全を甘く見ていたおバカさんだと思いました。はっきり言いますが、二年前にはサイコロステーキでO-157食中毒事件が起きています。サイコロってひき肉の成型みたいなもので、それを焼いても、食あたりするのです。ユッケみたいなひき肉のたたきこそ、恐怖のどん底メニューは無いと思ってしまった道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

おまけ:
その後の報道では、コスト優先でかなり杜撰な調理だったのが、ハッキリして来ました。

4 件のコメント:

はだゲソ@学びの園 さんのコメント...

ぐりもんちゃま
わしユッケは無論のこと、フレンチビストロのタルタルステーキも大好物ですわ、ってかマジで。
でもね、信頼の置ける店でしか食さんよ。
子供にはどんなに食べたがっても生肉は与えんよ。
とんこつスープ飲んだだけでも下痢するけぇね、拙宅長子(笑)

ぐりぐりももんが さんのコメント...

学びの園さんへ、

わたしもレバ刺し好きで、生ものを安易に批判しているわけではありません。
生肉を食するのは、食べる人の自己責任部分もありまして、六歳の子どもに食べさせる親も親でありましょう。
ですが、今回の事件はあまりに会社の管理体質に杜撰な点が多かったように思いますね。

生肉食治郎 さんのコメント...

アタシもステーキはレア。
生レバ胡麻油塩で食らいます。

こんな安い肉は何か裏があるべ?
おかしいべ?
と、思わないで食べて平気な人もいます。
アタシなら行かないけど。

んで、この事件はアタシ的には
こんな店に限らず、子供に生肉を与える時点で終了です。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

生肉食治郎さんへ、

小さなお子さんは、未だ体力が弱いので食あたりでも重篤な症状に至ってしまうと思うのですよ。
それで、ユッケ食べさせた親は、アウト。
しかも、値段が安すぎで怪しいと思うのが普通の常識だと思います。
今まで、食材の回転が速かったので、たまたま杜撰な調理が発覚しなかっただけのことでしょう。