2010年10月25日月曜日

旗ごときで迷う為政者は、傾城の典型の巻き

ミャンマーの軍事政権が国旗を改めました。


国内最大の都市ヤンゴンでは、一斉に華々しくへんぽんと翻ったようです。
きっと、旗屋さんも政府の肝いりで、秘密裏に制作していたのでしょう。
国営メディアを通じて、法律が発表されたのと同時ですから、上手いもんです。

先週の21日、木曜日のことだったと言います。
残念ながら、全然知りませんでした。
それでも、いつも拝見しているブログの投稿から教えてもらいました。

実を言うと、デザインそのものは、08年の新憲法で制定されていたらしい。
それが、どうして急に実施に移されたのか不思議です。
二年以上も放置しながら、奇をてらったように行動をする。

ミャンマーって面白い国ですよね。
以前、ネピードーへ遷都とした時は、占い師の御告げによるともっぱらの噂でした。
今回は、どうなんでしょうか。
やっぱり、新国旗も占い師のご託宣に従ったのかもしれません。

それとも、11月の総選挙を前にして国政を一新する気構えだったのでしょうか。
こちらの方が無難な想定とも言えます。
何れにせよ、門戸を開放しない国ですから、色々と憶測のできる国だと言うことです。

しかし、新国旗がなんだか、灼熱のアフリカっぽい感じがしました。
普通、赤・黄・緑の三色の組み合わせと言えば、アフリカを象徴するカラーなのです。
ラスタカラーと言う思想的な背景もあって、国旗によく使われています。(巻末のおまけを参照下さい。)

そして、この国旗の色と言えば、日本人はカメルーンを思い出します。
あの日韓ワールドカップで、大分県中津江村をキャンプ地としたものの、遅参した国で有名になりました。
あのころ、マスコミが盛んに取上げましたので、覚えておられる人も多いでしょう。

でも、ミャンマーはアジアの国ですよ。
アフリカの思想に共鳴する道理は無用なのです。
しかも、この三色は過去に使われていたと言うから驚きです。
太平洋戦争中、旧日本軍が樹立させた傀儡政権の旗にそっくりなのだそうです。

つまり、国旗自体は真似っ子なのです。
オリジナリティーがありません。
占い師に見立ててもらったのだから、ここは万全を期すべです。

要するに、世界に一つとない国旗を作り上げる必要があったのですよ。

ですので、国旗に使われていない色合いで作ればよいのです。
色々調べたのですが、紫・ピンク・オレンジ・茶は、使われていないようです。
この色で、国旗を作るべきなのです。

そうすれば、世界も唖然とするでしょう。
話題づくりにもなって、ミャンマーの認知度は世界で高まるはずです。

★ミャンマー国旗試案

と言うわけで、ミャンマーの新国旗は、個人的にどうしても馴染めませんでした。
そして、私のこさえた試案で、トライすることをお薦めしたい道産子社長なのでした。
(この巻き、終り)

おまけ:左クリックで呼び出し、もう一度左クリックで拡大してご覧下さい。

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