ミャンマーの軍事政権が国旗を改めました。
国内最大の都市ヤンゴンでは、一斉に華々しくへんぽんと翻ったようです。
きっと、旗屋さんも政府の肝いりで、秘密裏に制作していたのでしょう。
国営メディアを通じて、法律が発表されたのと同時ですから、上手いもんです。
先週の21日、木曜日のことだったと言います。
残念ながら、全然知りませんでした。
それでも、いつも拝見しているブログの投稿から教えてもらいました。
実を言うと、デザインそのものは、08年の新憲法で制定されていたらしい。
それが、どうして急に実施に移されたのか不思議です。
二年以上も放置しながら、奇をてらったように行動をする。
ミャンマーって面白い国ですよね。
以前、ネピードーへ遷都とした時は、占い師の御告げによるともっぱらの噂でした。
今回は、どうなんでしょうか。
やっぱり、新国旗も占い師のご託宣に従ったのかもしれません。
それとも、11月の総選挙を前にして国政を一新する気構えだったのでしょうか。
こちらの方が無難な想定とも言えます。
何れにせよ、門戸を開放しない国ですから、色々と憶測のできる国だと言うことです。
しかし、新国旗がなんだか、灼熱のアフリカっぽい感じがしました。
普通、赤・黄・緑の三色の組み合わせと言えば、アフリカを象徴するカラーなのです。
ラスタカラーと言う思想的な背景もあって、国旗によく使われています。(巻末のおまけを参照下さい。)
そして、この国旗の色と言えば、日本人はカメルーンを思い出します。
あの日韓ワールドカップで、大分県中津江村をキャンプ地としたものの、遅参した国で有名になりました。
あのころ、マスコミが盛んに取上げましたので、覚えておられる人も多いでしょう。
でも、ミャンマーはアジアの国ですよ。
アフリカの思想に共鳴する道理は無用なのです。
しかも、この三色は過去に使われていたと言うから驚きです。
太平洋戦争中、旧日本軍が樹立させた傀儡政権の旗にそっくりなのだそうです。
つまり、国旗自体は真似っ子なのです。
オリジナリティーがありません。
占い師に見立ててもらったのだから、ここは万全を期すべです。
要するに、世界に一つとない国旗を作り上げる必要があったのですよ。
ですので、国旗に使われていない色合いで作ればよいのです。
色々調べたのですが、紫・ピンク・オレンジ・茶は、使われていないようです。
この色で、国旗を作るべきなのです。
そうすれば、世界も唖然とするでしょう。
話題づくりにもなって、ミャンマーの認知度は世界で高まるはずです。
★ミャンマー国旗試案
と言うわけで、ミャンマーの新国旗は、個人的にどうしても馴染めませんでした。
そして、私のこさえた試案で、トライすることをお薦めしたい道産子社長なのでした。
(この巻き、終り)
おまけ:左クリックで呼び出し、もう一度左クリックで拡大してご覧下さい。
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