2010年8月20日金曜日
かわいくて、ふてぶてしい居候の巻き
つい昨日のことです。
たまたま、構内の駐車場を歩きながら、一匹のネコを見かけました。
首輪が無いから、野良猫だろうと判断しました。
栄養事情の良い飼い猫と違って、少し細身だからです。
その時は、すぐ社有車の下に駆け込んで見えなくなってしまいました。
この近辺で、猫を見かけるのはまれなことです。
その代わり犬は、多いですよ。
工場前の通りの歩道を、うろちょろしています。
首輪が無いのですが、飼い犬なのか野良犬なのか、良く分かりません。
なぜなら、近所の住人が勝手にご飯を恵んでいるようです。
そんな、タイの飼育方法なんですが、日本には動物愛護法って立派な法律がありました。
この法律の定義が実に面白い。
人が専有している動物、つまり飼育動物または家畜動物が、対象の愛護動物なんだそうです。
じゃあ、野良犬とか野良猫は、飼っていないから対象外じゃん。
残念でした。
愛護動物の定義では、いぬ、ねこを無条件指定しています。
ですので、野良でも人間は面倒を見なくてはならないようです。
それで、もし法律を破ったらどうなるのでしょう。
これが意外に厳しい処罰が科せられます。
殺したり、傷つけたりした人は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金です。
餌を上げずに、衰弱させるような虐待行為は、五十万円以下の罰金になります。
すなわち、法律でペットの飼い方を指導していることになります。
ところで、タイではどうなのでしょうか。
こんな明文化した法律は、多分ないでしょう。
ですが、タイの人は敬虔な仏教徒がほとんどです。
御仏の教えに従えば、殺生など無慈悲なことは絶対にできません。
プミポン国王陛下ですら、路上の野良犬を引き取って王宮で一緒に暮らしていました。
名前は、トーンデーン(赤銅色という意味)と言い、その生活をつづった「トンデン物語」も出版されています。
ただ、国王陛下は、現在、病院で静養中です。
このワンちゃんも、離れ離れで寂しがっているのかもしれません。
と言うわけで、このシンデレラ・ワンちゃんと、闖入者の猫ちゃんを思わず比べました。
立派な王宮には及びもしませんが、雨風をしのげるひさしくらいは提供できそうです。
しかも、居候を決め込んで、既に立派に寝そべっているのでした。
そんな、マイペンライ猫ちゃんのふてぶてしさが、かわいいと感じる道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)
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2 件のコメント:
最近、我が家のの周りに野良猫が来るようになり声を掛けたりしてそれなりに可愛がっているのですが近頃見かけません。
最後に見た時は元気がなかったような・・・。
パンの記事 強烈でした。
ドラネコさんへ、
この野良猫ちゃんなんですが、写真を撮った後で見かけなくなってしまい、心配しております。
浮気心で、ふらっとどこかへ行ったのかもしれません。
何れにせよ、戻ってくるも良し、どこかへ行ったのなら達者で暮らしてほしいと願っているところです。
人体パンのお話ですが、意外にタイ絡みの記事を投稿するブログで見かけることができます。
ただ、内容の掘り下げが浅くて、一時ソースの引用・紹介程度に過ぎない印象があります。
自分の場合、もう少し掘り下げたくて、自分の考えが熟すまで温めて置きました。
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