2010年8月27日金曜日

今、ミャンマーへ飛んでおりますの巻き

今年に入って、ミャンマーのヤンゴンに飛ぶのが二回目です。
初めは、四月に出かけました。
市場調査の意味もあったのですが、顧客への営業訪問が目的でした。

この出張はとても重要な意味を持っていたのが、後になって分かりました。
程なくして、エンドユーザーの企業が大挙して当社の工場を見学訪問してくれたからです。
時には、前触れもなくアポもなく、訪問してくれます。

こちらとしては、うれしい悲鳴でした。
会社や取り扱い製品の説明もそつなく終えると、実際に工場見学をします。
組み立てラインでは、色々な質問を受けますので丁寧に答えるわけです。
この製品説明が気に入れば、お客様は一週間以内に注文してくれます。

このように、ユーザーが実際に製造現場で品質を確認する習慣は、地元タイでも良くあります。
多分、ぼったくりの品物をつかまされたくないのだろうと思いました。

さて、今回の二度目は、製品のプレゼンテーションです。
POSを導入したいと言う顧客の強い希望があって、デモすることになりました。
確かに、タイではコンビニエンスストアやスーパーのレジを見ても、オートメーションの導入が当たり前です。
ただ、それがミャンマーで本当に必要なのか判断が付きかねます。

そのため、POS動作の実演を実施して、顧客の反応を確かめることにしたのです。

ただ、当社が扱う製品を使用するユーザーの業界は、一般小売業界とはかなり異なります。
まず、屋外の開放した区画に一台一台の機器が設置されていて、それにPOSが有線で接続されます。
簡単に言えば、PCのLANネットワークみたいなものです。
そして、POSが色々な操作の司令塔になって各機器をすべてコントロールします。

このコントロールには、効率の良いアプリケーションが必要です。
当社は、二年前に既にアプリ開発を終了しました。
目的としては、中小規模の運営者・経営者向けに営業展開する予定でした。

大手の企業は経営規模のビジネスのために、POSをネットワーク化しています。
このため、これまで売れたのはタイ国内でわずかに数台でした。
予想外の営業不振です。
何が問題なのか、判然とせずに、模索していました。

一つは顧客のニーズに応えたアプリケーション開発をしたのだろうか。
さらに、各機器との通信状態が完璧なのだろうか。
そんな不安な状態ですが、とにかく、プレゼンをしなくてはいけません。

と言うわけで、飛行機の中で、そんなことをつらつら考えながら、プレゼンでスピーチする会社紹介の内容を考える道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

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