2011年10月20日木曜日

今日の午後から会社を臨時に休みにしましたの巻き


マネージャーがメールで写真を送ってくれました。
住んでいる団地が冠水したと教えてくれたのです。
ボートで行き来しかできなくなっているようで、かわいそうに思いました。

今は、避難してなんとか別に仮住まいができたようです。
この写真は、状況を確かめに団地へ戻った時の撮影です。
しかし、こんな時にでも出勤してくれるのには、頭が下がります。

実は、自宅の浸水している社員が徐々に増え出しました。
工場は何も被害を受けていないので、ちょっと心苦しい。
被災した社員の顔にも、疲労の色を隠せません。

これはいかん。
明日は臨時休業にしてしまおう。
朝一番で、社員の雰囲気を見て検討を指示しました。

ところが、午前中には突然停電も起きてしまいました。
一時間以上経っても復旧しません。
これでは、仕事のやる気も失せてしまうだろう。

もう、午後から仕事をしても能率など期待できません。
これは、午後から臨時休業ですよ。
周辺の思わしくない水害状況を見聞した上で決断しました。


と言うわけで、来週月曜日が祝日なので、四日連続のお休みとなりました。これで、従業員も住まいなど身の回りの整理もできるでしょう。場所によっては、本当にボートが必要になっているのです。近所の鉄工所では、緊急で鉄製ボートの溶接作業が行われていました。これも洪水特需なんでしょうが、こんなビジネスより、当社はまっとうな商売で稼ぎたいと思った道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

4 件のコメント:

とよこ さんのコメント...

そうですよね。会社が無事でも、従業員さんに被害があると、会社は機能しませんよね。
住民の方々の避難先は、行政などどこかが用意されているのでしょうか? それともご自分で探されているのでしょうか。

いずれにせよ、早く洪水が治まってくれることを願っています。工場もいまのまま、被害がありませんように。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

とよこさんへ、

コメントをありがとうございます。
タイの行政は真に貧弱でして、避難先は自助で勝手に探せと言うことです。
このため、洪水被害にあってボートの上で寝起きしていた夫婦の旦那さんが無くなり、寺で火葬もできず途方にくれているおばさんが、テレビで紹介されていました。
実に悲惨な光景なんですが、残念ながらこれが中進国の実情です。
それに比べれば、日本の災害対応は、国民に対して厚いものがありますよ。とても、良い事だと思います。
末尾ですが、お祈りくださってありがとうございます。わたしも祈るしか無くなりました。

札幌のシェフです。 さんのコメント...

大変でしょうが、お身体だけは大切になさって下さい。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

さっぽりのシェフさんへ、

お見舞いのコメントをありがとうございます。
いや、何と申しましょうか。
警戒疲れが精神的に溜まっているのです。
洪水が来ないことは、非常に果報なことですが、気の持ちようが持続できるかどうか、分からない。
だから、休みにしました。
来週から、気を引き締めて再開ですよ。がんばります。