会社の4トントラックが、堂々とやって来ました。
荷台を見ると、ラムルッカ地区の被災民と思われる人々を積載です。
見るに見かねたのか頼まれたのか、緊急の搬送でしょう。
今回は、手元不如意の資金を手渡すだけでした。
月曜日に五万バーツを渡したのに、今日が三千バーツで底を突きました。
なにせ排水ポンプを四基稼動中でして、燃料代がバカになりません。
経理部長もスラタニまで避難してしまいました。
バンコクから飛行機で一時間ですよ。
誰も手当てして上げられないので、自分がATMから下ろしてきました。
でも、近くのATM機って五百バーツしか出てこない。
しかも、一回で25枚しか引き出せないのです。
結局、12500バーツを四回繰返すことになりました。
何しろ、水かさが腰当たりまで増えています。
工場の行き来に難渋する始末で、工場は何日保てるのか。
カウントダウンの開始かなー。
工場の洪水防災隊長とバンコク市の北端で出会いました。
場所は、サイマイ通りの給油所です。
とにかく、給油客でごった返していました。
彼は、もし、この地区の土のう積みの土手が壊せたらと言いました。
そうすれば、水位も下がり工場が助かると言うのです。
笑いながらでしたが、正直、本音だと思いました。
もちろん、そうなれば洪水は首都に流れ込んで行きます。
まあ、そんなことは政府が許さないでしょう。
でも、首都を防衛するために、隣県が犠牲にされたのは否めません。
(この巻き、終わり)
2 件のコメント:
毎日ニュースで見ていますが、バンコクの人たちの明るい表情にビックリしています。
おおらかで前向きな人たちなんでしょうね。
被害があったとしても、最小限で済むことを祈っています。
みょうてんさんへ、
コメントをありがとうございます。
地元の人のよい点は、くよくよしないことです。
マイペンライって言いますが、”気にしない、大丈夫”の意味です。
自分も、この気構えを尊重してなるようにしかならないと、悟りの境地で生きております。
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