当時は未だLPレコードでした。
高校の同級生が、バンドで演奏したいって貸してくれました。
当時は、そういった活動で勉強そっちのけだったのです。
パートは、ベースなんですよ。
アコースティックギターも弾きましたが、いかんせん手が小さい。
フレットを抑えていて疲れて来るのがいやなんで、転向しました。
持っていた楽器は、40Wのアンプを含めてグヤトーン製です。
音もそれなりに出てくれましたから、満足していました。
それで、このレコードはバーティゴの英国レーベルからだと聞かされました。
このレーベルといえば、あのブリティッシュロックの雄、ユーライアヒープが有名です。
壮大なジュライモーニングの入った「対自核」ってアルバムが知られています。
もっとも、ヒープは、その後ブロンズレコードに移籍したようです。
これは、とても面白くて未だに記憶に残っています。
ネットで未だに写真も見つかりますので、印象深いのでしょう。
ところで、このフライドエッグの曲ですが、聞いただけでした。
理由は思い出せませんけど、コピーしなかったのです。
以来それっきりでしたが、今回ユーチューブで見つけてしまいました。
いやはや、35年ぶりですよ。
懐かしくて、アップされていた曲を聞きまくってしまいました。
しかも、このバンドはメンバーが伝説的です。
ギターの成毛 滋さんは、ギター小僧なら神様に近い存在でした。
ベースの高中正義さんは、その後ギタリストとして大成しています。
しかも、角田ヒロさんは、有線放送でメリージェーンが、当時大ヒット中でした。
Uriah Heep - Gypsy
それで、今改めて曲を聞いた瞬間、あれって思ったのです。
これって、ユーライアヒープとそっくりじゃないですか。
ハードな曲調にハイトーンのコーラスをかぶせたりしています。
試しに聞き比べましたら、本当に影響を色濃く受けている感じです。
しかも、成毛さんは録音に使用した機材まで調べ上げていました。
ですので、研究しすぎてオリジナルを越えられなかった可能性があるのかもしれません。
と言うわけで、このフライドエッグが、英国のレーベルから勇躍しても大成しなかった理由が、何となく分かってしまいました。つまり、厳しいことを言いますが、このグループの楽曲における独創性には、限界があったのかも知れません。当時、コピーしなかった理由が、そこにあるのかもしれないと思い直した道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)
おまけ:
キングクリムゾンまで借りてくるとなるとちょっと節操も無い感じがしました。
Flied Egg - Out To The Sea (1972)
KING CRIMSON - EPITAPH
4 件のコメント:
笑ってしまいました。
キングクリムゾンはどちらかというとコピーですね。
だけど、僕、そのバンド知りませんでした。
1曲目なんか、日本のバンドだと思いませんでした。
高中、ベースだったんですか!!
それも知らなかったです。
面白いブログでした!!
また紹介してください!!!
笑いました。
エピタフはもろコピーに近い。
でも、演奏はめちゃくちゃ上手いです。
1曲目は日本のバンドとは思えませんでした。
またいろいろと紹介してください!!
みょうてんさんへ、
このブロンズレーベルって言うのが、かなりの曲者です。
プログレバンドも、所属していてコロシアムなんかは、プログレオタクなら知っていますよね。
でも、今回はパラディンを紹介させてください。
下記のタイトルをようつべで探すと見つかりますので、是非ご試聴をおすすめします。
PALADIN - JAZZATTACK - THIRD WORLD PART ll
PALADIN - JAZZATTACK - THE FAKIR l
PALADIN - JAZZATTACK - DANCE OF THE COBRA
四十年前の古さを感じさせない音楽性と演奏ですが、アルバムの曲に出来不出来があって、今一メジャーになれなかったようです。
みょうてんさんへ、
パラディンの続きです。
ギタリストは、ピーターベケットでして、後のプレーヤー、リトルリバーバンドに参加していました。
AORですなー。
その片鱗がうかがえますが、当時としてはプログレッシブロックだったようです。
コメントを投稿