2011年8月20日土曜日

韓国って本当に張子の虎なんだの巻き


8月18日、韓国の株式市場では、IT企業が総崩れになりました。
上の写真は、シンシアリーさんのブログから引用させていただきました。
見るにつけても、株価下落の急降下が半端ではありません。

本当に韓国の経済って大丈夫かと思ってしまいますね。
日本の株式も下落しましたけど、元々が低空飛行なので、こんなものでしょう。
意外と斜め上の国は、経済が張子の虎なのかもしれません。

さて、現在、韓国の中小企業に当たる電機メーカーと付き合っています。
ウオンが安いので、国際競争力がはっきり言ってあります。
どうしても取引せざるを得ませんし、日本のメーカーが撤退を宣告しているからです。

そこで、親会社が韓国に出向いて工場の監査を行いました。
その結果ですが、財務内容があまりに悪くて唖然としたようです。
運転資金の四か月分がローンを抱えていて金利が10%近いらしい。

しかも、中小企業なので信用力が無く、部材の調達は前払いなのでした。
従業員が三十人そこそこの会社ですから、致し方ないのかもしれない。
このため、返済を目的に増資して上げられないか検討に着手するそうです。

実際、ここの社長さんは、わざわざタイまで来られて二度お会いしました。
技術一筋の誠実さが見受けられまして、自分も好感を持ちました。
ここならば、長く付き合ってもお互いウインウインであろうと思います。

ここで思うのは、韓国と言う国の表裏です。

財閥だけがしこたま潤う図式は、日本でも知られるようになりました。
一方、かの国の中小企業は、日本以上に安月給みたいです。
本当は、実態経済と国民の生活は、かなり苦しいのではないでしょうか。

これって、まさに窮乏化成長の理論を地で行っている感じです。
つまり、輸出で儲かったように見えるのは、表面的なものに過ぎません。
国内を犠牲にした成長であることを忘れてはならないのです。

と言うことで、最近、自分なりに仕事で体験した、韓国にまつわる出来事を書いてみました。思うのですが、韓国の液晶テレビはそんなに画質がきれいではありません。よーく比較してみると分かるのですが、日本製の方がきめが細かいのです。よく、サムスンはマーケティングが上手だといわれますが、日本メーカーには今を持ちこたえてもらいたい。当社のように、中国製より二倍の価格でも生き抜いているのですから。そんな風に思った道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

「当社のように、中国製より二倍の価格でも生き抜いているのですから。」

この言葉感動しました。日本中の経営者全ての皆さんに読んでいただきたいです。

札幌のシェフ さんのコメント...

札幌のシェフです。
私のような者のブログにコメントいただき感謝いたします。
今まで、料理以外の勉強をサボってきたので只今諸先輩方のブログで勉強中です。
これからも宜しくお願い致します。
札幌にお帰りの際は是非お声をかけて下さい。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

匿名さんへ、

コメントをありがとうございます。
中国製より二倍の価格と言うのは、ミャンマーでお客様より苦言を言われた時のことで、事実です。
ただ、耐久性は二倍以上、故障がほとんど無いなど、製品の優秀性を理解してもらうのに、一年を掛けました。
もっとも、親日的な国家だったのは救われました。
わたくしたち、海外で働くメーカーの人間は、日の丸と言う国旗の下で自らのブランドを背負い、戦っているのは間違いないようです。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

札幌のシェフさんへ、

コメントをありがとうございます。
海治朗さんが、シェフさんのレシピを教わって、おいしい料理を作ることができたと、飲みながら話してくれました。
こうして、ブログ友達が増えていくのを楽しく思います。
今後とも、よろしくお願いいたします。