2010年6月6日日曜日

手ぬぐいハチマキは、麺ひと筋の証の巻き

ラーメン屋の大将を想像して見て下さい。

 

どうしても、手ぬぐいハチマキを頭に締めている絵が浮かんできます。
それに、肌着ステテコの上着なんか着ちゃって、額には汗がにじんでます。

厨房の中は、麺を茹でるお湯がたぎっていて、暑いのです。
だから、汗をかかない格好が一番です。
ハチマキだって、汗をぬぐう暇も無いし、そんなことをしたら不衛生です。

やっぱり、あの白手ぬぐいは定番だってことでしょう。

日本人は本当にラーメン好きですね。
毎日食べたって、食べ飽きない人がいるくらいです。
これが、タイだったらどうなるのでしょうか。

こちらにも、あの黄色い”かん水”入りの麺はあります。
バーミナームと言って、ごく普通に食べることができます。
でも、タイ人は小麦の麺より米粉の麺の方が好きなようです。
無論、お米の国ですから、お安く手っ取り早いと言うことでしょう。

名前は、クイティオ。
麺の種類も、太いのから細い素麺みたいなものまであります。
それに、鶏がら風のスープが付いて来ます。

このクイティオ屋さんは、立派な店構えのお店もありますが、大抵は屋台ですね。
通りの歩道のスペースをうまく使って、テーブルやイスが並べられています。
これに雨をしのぐひさしでもあれば、かなり上等な食堂になりましょう。

それで、このハチマキ姿が板についている大将を見つけてしまいました。


もちろん、こちらの地元ですからクイティオ屋です。
場所はノンタブリー。
ちょっとしたお出かけ気分になりました。
チャオプラヤー川のエキスプレスボート桟橋を下りて、五分と掛かりません。
メインの露店通りから、一本南に入った裏通りです。

下町風情が一杯の、ごくごくローカルな食堂でした。
ですが、味は絶品でした。
ベンツで食べに来る客もあると言う、スクンビット・ソイ26のクイティオ屋と互角です。
しかも、一杯25バーツと、良心的に頑張っているのでした。


皆さんも、是非出かけてみてください。
ただ、親父がちょっとぶっきらぼうなので、タイ語でちゃんと注文した方が良いです。
そして、お勘定の時、アロイ、マーク(とても、おいしい)と言って上げてください。
ニコッとしてくれる笑顔に出会えるはずです。

 ※左クリックで、大きくしてご覧下さい。

と言うわけで、サーヤの何とか日記なんか食べ歩きブログで有名ですけど、絶対に無視する地区だと思いました。
お高く留まったスクンビット近辺の住人も、休日は足を伸ばした方がいいのかもしれません。
隠れた店はちゃんと存在すると言うことですよ。
それに、チャオプラヤー川の短い船旅で出かけますから、リフレッシュできると思った道産子社長なのでした。
(この巻き、終り)

おまけ:
今回、出かけた方法を紹介しておきます。
面倒くさければ、BTSサパークタクシン駅から乗換えで往復するだけです。
※市場をうろつくのも面白い。

2 件のコメント:

南風麺治郎 さんのコメント...

その地域の市場はその地域の顔が見えますね!
私はビーフンも好きであり、ラーメン、うどん、蕎麦、スパゲッチ、沖縄ソバと超メンクイなのであります。
チュルチュルって行きたいのです。
だからマカロニじゃだめなのです。

アチィアチィって汗かきながらタイのヌードル食べたい!
蟹食いたい!

でも、この発泡ウレタンみたいなドンブリが苦手なのであります。

マイドンブリと割り箸で食べたいですね。。。。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

麺治朗さんへ、

そうなんです。
私も、メラニン樹脂の軽い器が手に馴染まなくて、好きじゃありません。

でも、こちらのタイでは、手軽な食堂だと、ほとんど樹脂製なんですよ。
あきらめてます。

その代わり、箸とスプーンだけは、何時も持参していきます。上さんも、マイはし・スプーン等なので、用意してくれますから、ありがたいです。