★シェンダゴン・パゴダは本当に立派
パゴダは、仏様(仏陀)の遺品(髪、骨、歯など)を安置した建物を指しています。
黄金に光り輝く尖塔が、空に向かって突き出した景観は、建物の規模が大きいほど、壮観な印象を受けます。
このパゴダも、立派でして、第一印象で圧倒されました。
ミャンマーの人々は、仏教の教えに深く帰依しています。
お金が貯まると、お布施として金箔をパゴダに納めると聞きました。
タイでも、タンブンと入って喜捨をすると、徳が積まれると人々は信じています。
ですので、同じような信仰心から、金箔を納めているのだと思いました。
しかも、昔からこのパゴダは、黄金色だったようです。
ウイキペディアで、イギリス人が見たパゴダ(1825年)の絵が紹介されています。
当時、ビルマはコンバウン王朝が支配する王国でした。
今以上に、仏教が手厚く保護されていたのだと思います。
しかしですね。
毛唐の英国人は、あまりに無粋でした。
第一次英緬戦争中に、英国軍が上陸した際、このパゴダが街を見下ろす要塞だと考えて、速攻で奪取、占領したんだそうです。
宗教が違いますから、パゴダの崇高さは馬の耳に念仏でしょう。
相手の文明・文化を尊重すらしなかった植民地主義者達です。
正に、侵略行為の典型例と言って良いのかもしれません。
実を言いますと、ミャンマーの人は、欧米人と中国人が嫌いみたいです。
毛唐には植民地化されてしまい、なされるがままに収奪されてきた歴史もあります。
中国も中国で、植民地時代に華僑が流れ込んで、経済の実権を握り続けた背景があるのです。
そんなことを、一知半解さんのブログが紹介しておりました。
と言うわけで、パゴダ一つを取って調べてみても奥が深いのです。
そして、ミャンマー人の複雑な感情を垣間見たような気がした道産子社長なのでした。
(この巻き、終り)
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