2011年12月1日木曜日

オニカッコウが泣きわめく師走でござるの巻き


早起き鳥って言葉があります。
でも、この鳥に朝早くから鳴かれると、睡眠どころの話ではありません。
大体、朝三時過ぎから泣きわめいてくれます。

この鳥、名前からして不気味なんですね。
真っ黒いカラスみたいな出で立ちのせいでしょうか。
それとも、目の周りが赤いので鬼の目に見えたのでしょうか。


この鳥、ここバンコクの中心部でも意外に声だけを聞きます。
姿をあまり見せないのですが、この声は遠くまで響き渡ります。
黒い鳥がオスなのですが、これが張本人です。

英語名は、Asian Koel と言い、日本のカッコウとは似ても似つかない。
声も容姿もまったく違います。
よく閑古鳥が鳴くって言うそうですが、これがカッコウです。

昔から日本人は、その鳴き声にものわびしさを感じていたらしい。
だから、こんな例えを見出したみたいです。
でも、このオニカッコウならどうでしょうか。


と言うわけで、住んでいるアパートの周辺は背の高い木立も多くて、そのせいか、この鳥が乾季になると集まってきます。時期的に繁殖の目的らしく、メスを呼びかけているのでしょう。繰り返しけたたましく鳴かれると目を覚ましてしまい、つい寝不足になるのですが、これも大都会の自然だと思って楽しみましょう。そんなバンコクライフに満足する道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

おまけ:
以前住んでいたアパートには、美しいさえずりの早起き鳥が来ていました。
早起き鳥のさえずりで目覚める頃なのだの巻き

2 件のコメント:

ふとっちょゾウさん さんのコメント...

20年ほど前タイに住んでいました。今は年に一回くらいタイを訪れています。
この鳥の声、ずっと気になっていたのですが・・・忙しさにかまけて今日まで知りませんでした。
あなたのブログのおかげで、「オニカッコウ」という名前がわかり、すっきりしました。ありがとうございました。きっと今はタイ語ペラペラになっていられるのでしょうね!

ぐりぐりももんが さんのコメント...

コメント返さず、すみません。
呼んでいただいてうれしいです。
今、読み返すと、けっこう克明なバンコク・タイ紹介をしているので、いまさら驚いています。