基板の実装業者さんは、手作業だと大変労力の要る作業です。
一点、一点、部品を間違えないように生基板に差して行きます。
裏面の半田付け作業は自動ですが、その前に部品漏れを防がねばなりません。
ラインで色々なアイデア工夫が凝らされていますが、それが企業秘密です。
自分は専門外ですが、皆さん、品質管理に苦労されておられるのが分かりました。
ところで、こう言う業者さんを総称してEMSと読んでおります。
正式には、Engineering Manufacturing Service と言うんですね。
長ったらしいので、頭文字を取って略称で呼ぶようになりました。
そう言えば、台湾のフォックスコン社は、アップルのiPadを生産して有名になりました。
ただ、自社で基板の製造ラインを作るとなると投資がかさみます。
しかも、制御部が複雑化して開発コストが膨らむようになりました。
少しでも会社全体のコストを下げて、価格競争力は高めなければなりません。
それで、こう言った物の作りこみは専門会社に委託するようになりました。
当社も、日本では昔から付き合いの企業が何社かありました。
片や、このタイでは見つけられずに苦労して来た分けですよ。
それでも、三年前、やっとある会社を見つけて納品を続けてもらって来ました。
ところが、最近、もう供給はできないと一方的な通告で取引停止です。
理由は、この大洪水で工場を閉鎖するのだと言うのです。
これから、新しい工場を探して再開するが、何時になるか分からない。
迷惑がかかるので、撤退させてもらうとのことでした。
しかし、これは相手の勝手なご都合と言い訳ですよ。
こっちは、基板が無いと製品が作れなくなってしまうのです。
費用がかかっても良いから、代替生産をするように懇願しました。
でも、ダメだったんですよ。
再投資の負担がのしかかっているので、利益の出る大口顧客を選んだらしい。
当社は発注量も小規模でして、採算も悪く切捨てに掛かったようです。
はっきり言いますが、この会社、モラルが低いです。
少なくとも受注済みで納品できなかった製品ぐらい、何とかして納めろよ。
こうして、他のEMS業者を探す羽目になってしまいました。
と言うわけで、この会社もひどいですが、それ以上なのが民主党でして、彼らは嘘つき以外の何者でも無くなりました。なぜなら、国交省が決定した八ツ場ダムの建設工事再開すら否定できずに認めてしまったのです。マニフェストの提言は、どこへ行ったのでしょうか。子供手当も高速道路無料化も取り止めるし、片や上げないと誓約した消費税は財務省の走狗となって引き上げを画策する。挙句に公共事業の削減はどこへやら、マニフェストは総崩れの上、無残な公約の残骸を残して敗走です。民主党自体が、詐欺師集団の政治マルチ商法団体だったとは、道産子社長もあきれてしまったのでありました。
(この巻き、終わり)
2 件のコメント:
>少なくとも受注済みで納品できなかった製品ぐらい、何とかして納めろよ。
至極、当然のことですよね。それすら切り捨てるなんて、モラルもガバナンスもあったもんじゃないですね。
同じくモラルもガバナンスも何もない民主党。今年の暮れ程、情けなく感じる年はありません。
大阪では組長と議会が同じ政党でつるみ合うことになり、議会によるガバナンス機能が働かなくなりました。
カネと権力は、簡単に国益をなくしてしまうものなのですね。改めて実感しました。
とよこさんへ、
本当なら、受注済みなら責任を持って納めるはずなんですよ。
それが、洪水で出荷直前の在庫品が冠水したとか、言い訳ばっかりで信用できないのです。
そんなことより、商慣習上のモラルは、お前たち、どの程度のわきまえているのか憤慨してきて、ぶん殴ってやりたくなる分けです。
それができない製造受託業者など、ほとんど信頼に足るとは言えません。
だれも、この先、この会社にいtライすることなど無いでしょう。実名こそ出しませんが、この記事を読んだ人は分かるかも知れません。
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