2011年11月22日火曜日

臨時事務所は、野戦軍の総司令部であったの巻き


地域統括のマネージャーが、朝めしをつくっております。
皆で自炊しあっているのですが、屋台でよく見かける調理器具です。
しかし、この臨時事務所には、常時、二三十人が詰めています。

自宅が被災して、独身のせいもあったりして、みんな雑魚寝のお泊りです。
会社からは、毎日、食費で千バーツを支給することにしました。
経理部長からせがまれたのですが、気持ちよく働いてくれるのならOKです。

こうして、ナコンナヨークの片田舎まで働きに出向いてくれました。
そのことには、先ず感謝しましょう。
三度の飯ぐらい、たらふく食わせたって安いものです。


まあ、最低限の自炊ができるように冷蔵庫など電化製品を持ち込みました。
なんだかんだと言って、女性の従業員同士で調理しあっております。
特に購買課長は、料理がお得意らしく給仕長になってくれました。

でも、南部の出身なので味はかなり辛いんだそうです。
一般にタイの料理は辛いのですが、地元の人間が辛いと評しました。
どれだけスパイシーなのか試したかったのですが、ぐっとこらえておきました。

まあ、あんまり胃腸には自信が無いのです。
自宅だったら、いざ知らず、帰りは二時間近く車に乗るのが分かっています。
その間に便意でも催したら、ひたとまりもありません。


しかも、トラックの荷台をテントを持ち込んで寝泊りした社員もおりました。
ユニックには、洗濯物が満艦飾のように干されています。
まさに、この臨時事務所は、我が社の前線たる駐屯地、幕営地みたいなもんでしょう。


と言うわけで、タイで良く見かけるタウンハウスと言う棟割長屋のような一棟を借りて、臨時事務所を設けたのでした。従業員達もサンダル履きですし、短パン姿も多く、実にラフな出で立ちです。これが工場や事務所なら、ちゃんと規定のユニフォームを着用するよう、指導したいところですが、ここは正に野戦軍の総司令部です。格好なんか気にせず、実務で勝負してもらおうと社員を信頼する道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

5 件のコメント:

とよこ さんのコメント...

逞しい! みなさんの逞しさにすごいなーと思いました。

工場が操業できなくても、実務はいろいろあるのですね。ご自分の家が被災され、会社のユニフォームも流された方などもいらっしゃるでしょうね。。格好などを気にせず、食事代も提供されることを決められたぐりりん社長の素敵な決断力を尊敬いたします。だからみなさん、ついてきてくださるのですよね。

ぐりりん社長の通勤が片道2時間を超えるというのが気になりますが、どうぞお気をつけくださいませ。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

とよこさんへ、

コメントをありがとうございます。
この臨時事務所では、経理の出納事務とか、メンテナンス業務を全国にわたって管理しています。
洪水に被災しなかった地域の後方支援業務は継続していまして、中断することができません。
特に、全国には70台以上のメンテ作業車が走り回っております。リース代、燃料代、故障修理代など支払いを滞らせるわけには行かないのです。
まあ、逞しいですよ。
みんなで自炊活動をしながら仕事をしてくれています。自分の通勤時間も道路事情が改善してくれて、1時間45分まで縮まりましたので、なんとか通い続けております。

匿名 さんのコメント...

どうやってバンコクからナコンナヨックに通っているのですか?
モータウェイでランシット・ナコンナヨック道路に行く事が出来ますか?ラムルッカー辺りに水が無いのですか?ランシット・ナコンナヨック道路へ下りた後に水が出ていませんか?
 不思議? 304号でプラチンブリ経由ですか?

匿名 さんのコメント...

(誤)モータウェイ
(正)アウターリング

ぐりぐりももんが さんのコメント...

匿名さんへ、

東環状アウターリンク~ラムルッカジャンクション~3112号線東側~クロン5沿い道路またはクロン13沿い道路~ランシット・ナコンナヨーク道路(305号)

10日前から普通乗用車でも通行できるようになっています。