2011年11月20日日曜日

汚水だろうが水と戯れ、生きて行くの巻き


工場のある地区は、表通りの水深が未だ50センチです。
昔から地元に住んでいる人々も多くて、避難できる故郷もありません。
つまり、ここに留まるより仕方が無いのです。

そうなると、日中は仕事も何もできず、手持ち無沙汰になってしまいました。
ですので、こうして発泡スチロールの戸板で日がな浮かんでおります。 
大人たちは、じっとしているのですが、子ども達は耐え切れない。


とうとう、ドブ水の中で遊び出していました。
しかし、こんな汚い水ですから衛生状態など保証の限りではありません。
ですが、地元の子ども達は逞しいのですよ。

泳いだり、ダイビングしたり、なんでもありです。
これぐらい楽しく水遊びをされると、きたないイメージが吹っ飛んでしまいました。
まあ、病気にならなければ、水死するほどの深さでも無い。

親御さんも許していそうだから、大丈夫なのでしょう。
それに、大人だって水上生活を余裕を持って楽しんでいるのかも知れない。
そんな風景をここかしこで見かけてきました。


と言うわけで、ご本人たちは必死なのかも知れないのですが、何となく微笑ましかったり滑稽だったりします。ほっかぶりをして、浮き輪ならぬゴムチューブを持つカップル。通りに出てきては、一服しながら談笑するおじさん達。無料だからトラックにしがみついて乗せてもらう住民達。会社へ出かけるたび、こんな風景に出くわしてきたのですが、後になって改めて写真を整理しながら、水と戯れる人々を発見してしまった道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

2 件のコメント:

とよこ さんのコメント...

最後のトラックの写真、さながらヒッチハイクのようですね。
この洪水が日本で起こると、こんなに逞しく生きていけないでしょうね。

そういえばどこかのサイトで、洪水地区に住むお家の方が、ワンちゃんの身体の左右に空のペットボトルをつけておられるのを拝見しました。お手製浮き輪。ワンちゃんも泳ぎやすそうでしたよ。

・・・と、こんな風に感心してばかりはおれません。一日も早い、工場の操業再開を願っています。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

とよこさんへ、

コメントをありがとうございます。
ワンちゃんのペットボトル浮き輪は、ネタとして話題になりました。ただ、ボートやたらいに乗せちゃった方が楽みたいですね。
今週は、何とか清掃作業に一部着手できそうですので、来月の操業再開に向けて頑張りたいと思います。