バンコクでは、外出する時必ず地図を持参します。
市内地図、バス路線図なんですが、これ以外外に役に立ちます。
バスに乗って車窓を見ながら、自分がどこにいるのかチェックするんですね、
特徴的な建物があれば、地図で確認したりします。
これが意外に楽しいものです。
ところで、タモリさんって地理フェチのようです。
最近、NHKの”ブラタモリ”と言う番組を楽しんで見ています。
毎回、東京近辺の街中で、おもしろ発見をする趣向です。
現地をぶらつくタモリさんですから、まさに番組の通りですね。
時には、江戸の古地図まで使って、情報をその場で求めたりしています。
まさに、現代と往時の時空を越えてしまった散歩と言って良いかも知れない。
この他、タモリさんは、民放番組”タモリ倶楽部”でもかなりのオタクぶりを発揮しています。
”マンホールを見て歩く”とか”江戸時代の市中引き回しのルートを辿る”なんかがありました。
地理にまつわる企画がかなり奇抜です。
さて、実は自分自身もブラタモリをしてしまいました。
先月末、日本に一時帰国した際のことです。
製品企画のためメーカーさんを訪問したのですが、結果的にそうなってしまいました。
場所は、大田区にある中小企業の集合施設”テクノFRONT森ヶ崎”です。
その日は、冬晴れで心地よかったせいもあります。
ちょっと距離はありましたが、決心して京急蒲田駅から歩いてい見ました。
グーグルマップで印刷した地図をたよりに歩きだします。
それで、歩く道の途中で変なことに気づきました。
緑地帯を挟んだ二本の道路が、川のように蛇行しているのです。
なんだか、土手道みたいな感じです。
その内、とうとう、解決のヒントに出会ってしまいました。
それは、”旧呑川緑地”という小さな公園でした。
これって、川を埋め立てた後のようにも感じます。
そして、動かぬ証拠となる陸橋に出会ってしまいました。
”のみかわはし”って書いてあります。
下が遊歩道の陸橋って、実にシュールでした。
ちょうど、犬を連れて散歩中の老紳士がいらっしゃっいました。
唐突なのですが、おたずねして見ます。
すると、”呑川”と言う川が、かなり昔に流れていたようです。
つまり、埋め立てた跡地が遊歩道に変身している、今ある姿を確認した分けです。
自分自身が、ブラタモリをしてしまった。
とても、印象深い企業訪問になった一日だったのです。
と言うわけで、バンコクの駐在員には必ず地図帳を携行されるようにお薦めします。
今時分がどこに居るのか、確認できて初めて仕事ができるとおもいます。
地理に強いと人生の楽しみも増えると思った道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)
おまけ:
ネタバレになるので地図を最後に掲出しました。
新緑の季節が、待ち遠しいような気がします。(呑川の会HP)
※左クリックで拡大してご覧下さい。 |
1 件のコメント:
そうなんです。地図を持ち歩く&地図が読めるってとても貴重なことですよね。
以前、「話の出来ない男、地図の読めない女」という書籍を読みました。まさに私は、地図の読めないオンナです。
東西南北を言われても分かりません。上下左右と言っていただかないと通じません。
ウチに帰る時に迷ったら山の方に走ると、必ずウチの近くの幹線道路に出るからいいものの、山がたくさんあるところへでかけると、もうダメです。
左を向いてトイレに入ったら、左を向いて出て行ってしまいます。
こんな事例、書き出したら山ほどあります。これでも地図を見るのは好きなんですよね。鳥瞰図は好きなのに、数分~数百分の1となると???です。
方向オンチに付ける薬が欲しいです。
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