2011年2月24日木曜日

鉄道に乗って猿の街を訪れたの巻き

プラ・プラーン・サム・ヨート

先週の土曜日、ロッブリーまで行って来ました。
バンコクから北に120キロくらい離れた、地方都市です。
五万人くらいでこじんまりしていますが、観光の目玉があるんですね。

それは、プラ・プラーン・サム・ヨートって言います。
建立者は、クメール朝のジャヤーヴァルマン7世で、13世紀頃の創建だとか。
この王様は、アンコール遺跡のバイヨンも建立しています。
つまり、クメール朝って勢力範囲がタイにまで及んでいたと言うことです。

ところで、この遺跡なんですが、実は以前に一度見ていました。
国鉄の線路脇にあるので、列車に乗っていれば通りすがりで見られます。
あの時は、スコータイ遺跡へ見に行く途中でした。

チェンマイ行きの急行列車に乗っていましたが、車窓に突然現れました。
ロッブリー駅を発車してから、すぐのことです。
三位一体の塔が見え出したと思ったら、すぐに通り過ぎてしまいました。

でも、その印象は結構鮮烈でして、素晴らしさの余韻が残りました。
どうしても、もう一度、じっくりこの目で見てみたい。
そんな思いが強まりまして、上さんと一緒に出かけたと言う次第です。

それで、穴が空くほど見た結果ですけど、、、、
正直言って、汚らしかったです。
この一月に荘厳なアンコールワット遺跡群を見た来たせいもあります。
つい、比較してしまいますので、見劣りがしたのかも知れません。

一方、ロッブリーは猿の街って言われていますね。
確かに、この遺跡、たくさんの野生の猿を見かけました。
鉄道の踏みきりを挟んで、遺跡の向かいにあるほこらをねぐらにしているようです。

そこにも行きましたけど、給餌されたえさがかなり食い散らかされていました。
住民や観光客のお布施もあって、お猿さんは安泰に暮らせるのでしょう。
悪戯をする猿もいると言う話でしたが、自分たちには何もありませんでした。

さて、このロッブリーへの行き方なんですが、鉄道をお薦めします。
鉄路の旅が絶対に面白い。
道中に、色々な物売りが社内を練り歩いてくれます。
お弁当、冷たい飲み物、ホットコーヒー、果物、焼き鳥とカオニィヤウ、肉まん、本・雑誌などなど。

とにかく、これを見学しながら、おやつ代わりに買ってみてください。
楽しいですよ。
缶ビールも売りにきたし、つまみには茹でピーナッツが最高でしょう。

朝七時にファランポーン駅を発車する快速111です。
二等車はリクライニングの指定席で、94バーツを払いました。
現地には十時前に到着の予定ですが、当たり前に遅れます。
気にせず、マイペンライの気持ちで楽しんでみてください。

と言うわけで、ロッブリーは日帰りの鉄道の旅としては、もっとも適した行楽地です。
帰りの快速112に乗るまでの小半日で、街中の散策を楽しんで見て下さい。
そんな風に思い出しながら、ロッブリーの旅を反芻する道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

おまけ:ロッブリーの写真を紹介しておきます。
二等席はリクライニングでゆったりしています。
駅のホームにある猿の黄金像
駅前のクイティオ25THBはおいしい。
クイティオ
やっぱり、モンキー・シティーです。
駅前の遺跡も圧巻です。
駅前の蒸気機関車です。
猿のお土産も売っております。
テスコロータス近くの遺跡。どれも同じに見えてきます。
帰りの電車は一時間以上遅れました。

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