プラ・プラーン・サム・ヨート |
先週の土曜日、ロッブリーまで行って来ました。
バンコクから北に120キロくらい離れた、地方都市です。
五万人くらいでこじんまりしていますが、観光の目玉があるんですね。
それは、プラ・プラーン・サム・ヨートって言います。
建立者は、クメール朝のジャヤーヴァルマン7世で、13世紀頃の創建だとか。
この王様は、アンコール遺跡のバイヨンも建立しています。
つまり、クメール朝って勢力範囲がタイにまで及んでいたと言うことです。
ところで、この遺跡なんですが、実は以前に一度見ていました。
国鉄の線路脇にあるので、列車に乗っていれば通りすがりで見られます。
あの時は、スコータイ遺跡へ見に行く途中でした。
チェンマイ行きの急行列車に乗っていましたが、車窓に突然現れました。
ロッブリー駅を発車してから、すぐのことです。
三位一体の塔が見え出したと思ったら、すぐに通り過ぎてしまいました。
でも、その印象は結構鮮烈でして、素晴らしさの余韻が残りました。
どうしても、もう一度、じっくりこの目で見てみたい。
そんな思いが強まりまして、上さんと一緒に出かけたと言う次第です。
それで、穴が空くほど見た結果ですけど、、、、
正直言って、汚らしかったです。
この一月に荘厳なアンコールワット遺跡群を見た来たせいもあります。
つい、比較してしまいますので、見劣りがしたのかも知れません。
一方、ロッブリーは猿の街って言われていますね。
確かに、この遺跡、たくさんの野生の猿を見かけました。
鉄道の踏みきりを挟んで、遺跡の向かいにあるほこらをねぐらにしているようです。
そこにも行きましたけど、給餌されたえさがかなり食い散らかされていました。
住民や観光客のお布施もあって、お猿さんは安泰に暮らせるのでしょう。
悪戯をする猿もいると言う話でしたが、自分たちには何もありませんでした。
さて、このロッブリーへの行き方なんですが、鉄道をお薦めします。
鉄路の旅が絶対に面白い。
道中に、色々な物売りが社内を練り歩いてくれます。
お弁当、冷たい飲み物、ホットコーヒー、果物、焼き鳥とカオニィヤウ、肉まん、本・雑誌などなど。
とにかく、これを見学しながら、おやつ代わりに買ってみてください。
楽しいですよ。
缶ビールも売りにきたし、つまみには茹でピーナッツが最高でしょう。
朝七時にファランポーン駅を発車する快速111です。
二等車はリクライニングの指定席で、94バーツを払いました。
現地には十時前に到着の予定ですが、当たり前に遅れます。
気にせず、マイペンライの気持ちで楽しんでみてください。
と言うわけで、ロッブリーは日帰りの鉄道の旅としては、もっとも適した行楽地です。
帰りの快速112に乗るまでの小半日で、街中の散策を楽しんで見て下さい。
そんな風に思い出しながら、ロッブリーの旅を反芻する道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)
おまけ:ロッブリーの写真を紹介しておきます。
二等席はリクライニングでゆったりしています。 |
駅のホームにある猿の黄金像 |
駅前のクイティオ25THBはおいしい。 |
クイティオ |
やっぱり、モンキー・シティーです。 |
駅前の遺跡も圧巻です。 |
駅前の蒸気機関車です。 |
猿のお土産も売っております。 |
テスコロータス近くの遺跡。どれも同じに見えてきます。 |
帰りの電車は一時間以上遅れました。 |
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