ショッピングモール、ファッションアイランドの帰りです。
バス停で待っていましたら、無料バスの71番がやってきました。
待ちくたびれていましたので、速攻で乗ってしまいます。
その日は、結構涼しかったのですよ。
扇風機の無いオンボロバスでも、爽やかでした
それで、夜7時半には、ラムカヘン大学付近まで戻って来ました。
夜市のように露店の照明で歩道が明るく照らされています。
このあたりは若者の街ですから、夜になるほど賑やかです。
バスに乗り降りする乗客で、出入りも激しくなってきました。
と、その時です。
歩道から専門学校生のような若者を見かけました。
激しい口調でバスに向かってまくし立てて来たのです。
どうも、後部の座席が目当てらしい。
そこには、十代の男女三人組が乗っていたと覚えています。
なにやら、この若者たちに喧嘩を吹っかけて来たようです。
この口げんかなのですが、四五分は続きました。
売り言葉に買い言葉かもしれません。
挑発の応酬と言った感じもしました。
いやはや、道路が渋滞してバスが全く前へ進まない。
そんな事情もあって、緊迫感が高まってきました。
かなり車内がざわつき出しています。
小さな子を抱いていたおばさんは、前の方へ移動してしまった。
何だか、身の危険を感じる雰囲気すら漂って来ました。
こんな、じわじわと怖い経験をしたのは初めてです。
つまり、タイに来てから日常で身辺の危険を本当に感じた日だった分けです。
これって一体何が原因だったのでしょう。
実はこの頃、バスに爆弾が投げ込まれた事件が起きました。
専門学校生同士の抗争らしく、一人が亡くなっています。
そのバスは27番で、バンカピからミンブリを走っていました。
※詳しくはこちらからお読み下さい。
どうも、タイでは「ライバル」同士の学校で喧嘩騒ぎになります。
技術高校の生徒なのですが、対校意識むき出しです。
しまいには、ビール瓶投げつけたり、発砲したり、挙句の果てに爆弾です。
こんな刃傷沙汰から、無関係の一般人も巻きこまれてしまう。
これは、たまったものではありません。
しかも、地域が決まっていて、バンカピとミンブリの抗争が激しいらしい。
確かに、ラムカーヘン大学の付近からは、さほど遠くはありません。
おそらく、あの辺りの専門学校生が遊びに出て来ていたと言うことでしょう。
と言うわけで、窓を開放しているエアコン無しバスには、気をつけましょう。
事件の27番に乗ったことがありますが、たまたま、エアコンバスだったので窓が開かず気になりませんでした。とにかく、バンカピとミンブリの間は、エアコンバスに乗ることをお薦めする道産子社長なのでした。
(この巻き、終り)
1 件のコメント:
これはホント、たまったもんではありませんよね。
専門学生同士の抗争に一般市民が巻き込まれる、というのはニュースで知っていましたが。
巻き込まれてしまった人たちは本当に気の毒です。
僕も次回、タイに行った時にバスを利用しようと思っているのですが、気をつけなければいけませんね。
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