2010年11月28日日曜日

タイの国鉄は、揺れるだけ揺れましたの巻き


列車の旅は好きなのですよ。
この間も、パタヤから三等車に乗って帰り旅を楽しみました。
それで、今度は北方の都市、ピサヌロークを往復しました。

この街は、鉄路なら世界遺産のスコータイ遺跡の玄関口です。
そこからは、乗り換えてバスで一時間ほど掛かります。
隣の県ですから、直接飛行機で乗り込んだほうが便利に決まってます。

でも、鉄道の旅を優先させました。
日本人向けツアーで有名な「レヌカーの旅」が企画してくれています。
もちろん、本題はスコータイで開かれる”灯篭祭りと歴史ショー”です。

※左側のディーゼル車に乗りました。

 ※左クリックで拡大してご覧下さい。

しかし、この特急列車は揺れに揺れました。
今にも脱線するんじゃないかと思ったぐらいです。
上下左右に体が降られて、寝ることもままなりません。

二等車両だけのリクライニングシートにはガタも来ていました。
それでも、 空調付ですから汗をかかずに快適です。
サービスアテンダントもいたりして、飛行機気分になったりします。

往路では、お茶とお菓子も提供されました。
続けて、ちょっと早めでしたがお昼ごはんも配られたのです。
これには、ちょっと驚きましたが、復路は何も無く不思議でした。
きっと、始発から乗る人だけのサービスなのでしょう。

帰ってから時刻表で料金を見ましたが、たったの449バーツです。
日本円なら、1300円もしません。
それでも、サービス付きと言うのは、ある意味、破格です。
特急でも五時間近く掛かったとしても、お値打ち感は充分です。

ただ、大概小一時間は遅れるようです。

単線ですから、列車待ち合わせで一時停車もあるのでしょう。
それで遅れが溜まるのかもしれません。
ですが、時刻表を見る限り、列車の本数も少ない。
誰も文句を言いませんが、要は運行管理が雑だと感じました。

と言うわけで、鉄道列車の旅だけでも満足です。
そして、今度は、手前で停車したロッブリー駅を訪ねてみようと決心しました。
なぜなら、その駅を離れた直後に、車窓から三つの立派な仏塔を見かけたからです。
プラ・プラーン・サーム・ヨートと言うのだそうですが、なかなかに荘厳でした。
ちょっとした旅で、行って見たい土地が見つかる。
それも、乙なものだと思った道産子社長なのでした。
(この巻き、終り)

おまけ:

ファランポーン駅で、JR24系の寝台車を見かけました。
「ゆうづる」、「さくら」、「みずほ」、「銀河」、「日本海」、「北陸」、「北斗星」、「エルム」とブルトレにはよく乗りました。
その列車が供与されて、タイで活躍中なのです。懐かしく思いました。

メール様式の美しい仏塔

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