列車の旅は好きなのですよ。
この間も、パタヤから三等車に乗って帰り旅を楽しみました。
それで、今度は北方の都市、ピサヌロークを往復しました。
この街は、鉄路なら世界遺産のスコータイ遺跡の玄関口です。
そこからは、乗り換えてバスで一時間ほど掛かります。
隣の県ですから、直接飛行機で乗り込んだほうが便利に決まってます。
でも、鉄道の旅を優先させました。
日本人向けツアーで有名な「レヌカーの旅」が企画してくれています。
もちろん、本題はスコータイで開かれる”灯篭祭りと歴史ショー”です。
※左側のディーゼル車に乗りました。
※左クリックで拡大してご覧下さい。
しかし、この特急列車は揺れに揺れました。
今にも脱線するんじゃないかと思ったぐらいです。
上下左右に体が降られて、寝ることもままなりません。
二等車両だけのリクライニングシートにはガタも来ていました。
それでも、 空調付ですから汗をかかずに快適です。
サービスアテンダントもいたりして、飛行機気分になったりします。
往路では、お茶とお菓子も提供されました。
続けて、ちょっと早めでしたがお昼ごはんも配られたのです。
これには、ちょっと驚きましたが、復路は何も無く不思議でした。
きっと、始発から乗る人だけのサービスなのでしょう。
帰ってから時刻表で料金を見ましたが、たったの449バーツです。
日本円なら、1300円もしません。
それでも、サービス付きと言うのは、ある意味、破格です。
特急でも五時間近く掛かったとしても、お値打ち感は充分です。
ただ、大概小一時間は遅れるようです。
単線ですから、列車待ち合わせで一時停車もあるのでしょう。
それで遅れが溜まるのかもしれません。
ですが、時刻表を見る限り、列車の本数も少ない。
誰も文句を言いませんが、要は運行管理が雑だと感じました。
と言うわけで、鉄道列車の旅だけでも満足です。
そして、今度は、手前で停車したロッブリー駅を訪ねてみようと決心しました。
なぜなら、その駅を離れた直後に、車窓から三つの立派な仏塔を見かけたからです。
プラ・プラーン・サーム・ヨートと言うのだそうですが、なかなかに荘厳でした。
ちょっとした旅で、行って見たい土地が見つかる。
それも、乙なものだと思った道産子社長なのでした。
(この巻き、終り)
おまけ:
ファランポーン駅で、JR24系の寝台車を見かけました。
「ゆうづる」、「さくら」、「みずほ」、「銀河」、「日本海」、「北陸」、「北斗星」、「エルム」とブルトレにはよく乗りました。
その列車が供与されて、タイで活躍中なのです。懐かしく思いました。
クメール様式の美しい仏塔
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