そんな「リタイア移住」番組が、一頃日本で盛んに放映されていました。
タイなんかは、まさにその筆頭格の国でしょう。
なにせ、入国できるハードルが飛び切り低いのです。
条件を挙げて見ます。
①タイ国内の銀行に80万バーツ以上の預金があるか、
月収が6万5千バーツ以上あること。
②あるいは、預金と年金収入の合計が80万バーツ以上。
これで、一年間滞在可能なのです。
金額さえ満たせば、毎年、更新ができます。
しかも、出入国が自由なので、一時帰国も簡単です。
この八十万バーツですが、今の為替レートで見れば230万円です。
老後の生活のために蓄えている人なら、それほど難しく無いでしょう。
タイと言う国は、条件的にジジババ天国だと言うことです。
さて、こんな第二の人生は、人間様の世界以外にもあるようです。
それは、日本の国鉄で活躍した鉄道車両の話なのです。
この間、タイで発行されている時事通信の記事を読みました。
最初の183系、最後の展示会=旧国鉄特急、ミャンマーへ-北海道
旧国鉄時代の特急用ディーゼル車「183系」で最初に製造された車両が、このほどミャンマーに売却されることになった。引退後は北海道釧路市のJR車両基地に保管されていたが、13日に釧路駅のホームにお目見えし、最後の展示会が開かれる。
183系は、旧国鉄時代の1981年からJRに移行した後の89年まで製造された。今回展示されるのは、量産型第1号で4両編成の車両。(11月8日付)
この話は、ミャンマーなのですが、まさに第二の人生と言えましょう。
自分も北海道出身ですから、この列車はよく乗りました。
親戚が帯広に住んでいた関係もあります。
帯広へ向かう特急「おおぞら」には親しみが湧いて来ます。
一方、タイの国鉄でもJRから車両をお下がりしてもらっているようです。
冒頭のビデオでは、24系の寝台車両が無償で譲り渡されました。
「あさかぜ」と言えば、ブルートレインです。
正に、寝台特急の「女王」でもあり代表名詞なのでした。
さて、他にも夜行列車に使われた急行車両が活躍中みたいです。
12系とか14系の姿をユーチューブで拝見しました。
実を申しますと、このことが自分にはとても懐かしかったのです。
父親が国鉄職員だったせいもあります。
蛙の子は蛙でして鉄道に乗るのが大好きでした。
特に、学生時代は列車を乗り継いで東京へ遊びによく出かけたものです。
一度、九州の長崎まで旅立ちました。
三日掛かりましたが、これが夜行の乗継になりました。
青森から上野までは、12系の急行「八甲田」で上京しました。
東京から長崎までは、24系の寝台特急「さくら」に乗ったのです。
他にも、夜行の臨時急行「十和田」にも乗ったことがあります。
これが14系でして、タイで第二の人生として運行中です。
そして、今、これらの車両が全部タイで活躍しているのです。
自分としては、すごくタイの国鉄が身近に感じられてしまいました。
と言うわけで、来週はタイ国鉄に乗ってスコタイまで、灯篭見物に行くことにしています。これまで、三等車しか乗ったことが無いので、二等車は興味津々で楽しみです。そして、この後は24系の寝台車にでも乗って、どこかへ旅でもして見たいと思う道産子社長なのでした。
(この巻き、終り)
4 件のコメント:
最近は、日本の夜行電車がどんどん無くなっていますね・・・。
日本に一時帰国したときには高速バスよりも夜景を楽しみながら寝ながらゆっくり旅ができるから好きだったんですがねぇ…。
みなさん忙しい最近ではそげんなもんはやらず、日中に飛行機か特急、新幹線で移動するか、夜移動するとしたら安価な夜行バスが主流になりましたね。
中途半端な市場の寝台電車は、老朽化した車両を取り替えるより廃止した方が良いのでしょう。
ぜひ、我々の思い出を乗せた車両の老後の活躍をタイで期待しましょう!!
ところで、それだけ移民の規制がゆるいタイは欧米からの移民も相当多いようですね。
Kuantan氏の話だと、母国でのけ者にされた下衆がタイに集まると聞いいて、おののきましたが・・・。
でも、それだけではなく、こっちスコットランドでもパブでタイの話を聞くと、タイランドのガラの悪いイメージばかり耳に挟みます。
ぐりぐりもんがー様の日記では、非常に穏やかで、食事のバラエティーも多く、経済活動が盛んなポジティブなイメージが多いのですが・・・。
やっぱ、どんな国でも良し悪しがあるってことでしょうかねぇ?
Oblige347さんへ、
タイは、欧米先進国に比べて物価水準がかなり低いので、これを上手く利用して遊びにやって来る男性の旅行者が多いのも事実です。
それで、このような方々の夜の社交場ですが、自分の印象ではちょっと場末に感じていまして、手練手管の世界では無いかと思っております。
ですので、騙された人もおりましょう。
自然と印象が悪くなる可能性もあります。
この一方で、自分は仕事でタイに暮らしておりますので生活のパターン・取り組み方が自ずと異なってきます。
こうした違いはかなり明確なので、タイに対する印象がかなり異なるのではないでしょうか。
来週は、国鉄の二等車に乗れますので、今から楽しみです。ブログに旅行の印象を投稿しようと思いますので、お暇があればお読み下さい。
>この一方で、自分は仕事でタイに暮らしておりますので生活のパターン・取り組み方が自ずと異なってきます。
>こうした違いはかなり明確なので、タイに対する印象がかなり異なるのではないでしょうか。
やはりそういうことですよね。
ぐりぐりもんがー様のように故郷の期待を背負って彼の地で孤軍奮闘なさっておられる企業戦士の指揮官であれば、依然と垣間見るタイランドの姿も別物でしょうね。
っということは、普通に仕事で生活していればタイもまったくKuantan氏の言うような如何わしい世界ではなく(彼曰くは、真昼間から如何わしい光景が広がっていると言っていますが)、ぐりぐりもんがー様のご紹介なさっているような穏やかでバラエティーに富んだ経済が活発なタイランドを見ることができるのですね。
んまぁ、Kuantan氏は『物価水準がかなり低いので、これを上手く利用して遊びにやって来る々の夜の社交場』に昼間から出入して、『騙された人』なのでしょうねw。 あそこまで、ボロクソに言うのもどこか不自然な感じがします。
つまり、そげんなことに下手に首を突っ込まなければ、タイランドも高尚な部分がいっぱい垣間見れる国なんでしょうね。
って、こげんな話をし続けているのも、実は小生も東南アジアでの就職活動も念頭に置いているからです。 最近は中国は衰退の兆候が見え始め、企業群も撤退を初めていて、そのかわりにタイランドへの進出が顕著だからです。 そういう意味で、東南アジアでの就活ならタイランドに行き着くのであろうと思うからです。
>来週は、国鉄の二等車に乗れますので、今から楽しみです。ブログに旅行の印象を投稿しようと思いますので、お暇があればお読み下さい。
是非、楽しみにしております!
もう、日本で夜行列車に乗る機会もそうないと思いますし、かの異国タイランドで我々の慣れ親しんだ寝台列車の車両がどのように扱われているか気になります!
Oblige347さんへ、
タイは、普通に生活し仕事をしていれば、特段に変わったことはありません。
Kuantan氏のことは、旅先の経験がトラウマになり、それから火病になって長期的に患っているかのようです。
さて、タイの経済は順調ですよ。
この国は、インドシナ半島の経済圏で中核を担う産業国の地位を固めつつあります。
インドシナ半島だけで、二億人の人々が住む市場ですので、今後も成長が期待できそうです。
最後に、タイ国鉄の旅は必ず投稿します。読んでいただけるように写真なり動画なりたくさん撮り溜めするつもりですので、楽しみにお待ち下さい。
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