※あらすじは、この方のブログからどうぞ。
私は、この映画を見たことがありません。
自分が生まれて間もない頃の映画です。
公開された時、まだ物心もついていません。
ただ、タイトルだけは知っているのです。
多分、親からこの映画の話を聞かされていたのでしょう。
「南の島に雪が降る」
俳優の加東大介さんが、戦争に従軍した経験を元にしています。
本人の手になる同名の小説を脚本し映画にしたと、ウイキで知りました。
粗筋だけを読んでも、泣けてくるものがありますね。
雪に思いを寄せる北国生まれでは、一方ならぬものがありましょう。
戦地は厳しく、一年を通じてただ夏だけの世界です。
汗をぬぐうばかりの生活では、兵士の心もささくれ立ちます。
そんな戦争の最中、お芝居で兵士を癒そうとした筋書きなのでした。
季節の変化があればこそ、日々の生活に潤いも生まれます。
自身も道産子ですから、四季の明快な変化は故郷で感じてきました。
この移ろいこそ、自分の人生を豊かにしてくれたような気がするのです。
そして、今、駐在としてタイに住んでいます。
季節の彩どりでは、ちょっと淋しい気もしないでは無い。
雨季と乾季の繰り返しでは、意外につまらないものです。
紅葉があれば、雪が降ってくれれば、そんな思いに駆られます。
そんな時、ベトナムをうらやましく思ってしまいました。
実は、ベトナムでは雪が降ります。
つまり、ハノイに住んでいれば、運次第で見に行けるのです。
その場所は、サパと言いました。
北部には、ベトナム最高峰ファンシーパン(3143m)がそびえています。
日本でなぞらえて見ますと、軽井沢みたいな避暑地です。
実を申しますと、ハノイに滞在中、サパの降雪に遭遇しました。
それは、2004年二月のことでした。
朝の気温も、十度まで下がり学校が半休になっています。
この日は、終日あいにくの雨混じりでした。
レストランの女性も、厚着で着膨れしています。
南の国なのに、それほど寒かったのです。
※お昼近くで暖房無しの室内は15度。
と言うわけで、タイは霜程度で雪は絶対に望めないのでした。
ドイインタノンという最高峰も、標高三千mに遥かに及びません。
寒い季節を望むなら、タイよりベトナムの駐在が好ましく感じた、道産子社長なのでした。
(この巻き、終り)
2 件のコメント:
ハノイに雪が降る?!と拝見して、改めてベトナムの地図を見てみました。タイよりもやや北の位置にあるとはいえ、海岸に面した暖かそうな都市(と言い切っていいのかどうか)なのに、雪が降るのですね。
ウィキで映画の概要を見てみました。もちろん私も全く知らない映画です。ここのところ雪が減ったとはいえ、相変わらず豪雪地帯の東北。北海道に真夏日があるなど不思議な天気でしたが、今はもう雪が降っています。
これらの地域の方にとって、雪ほど季節を感じさせるものはなかったのでしょう。東北からの部隊の方々が涙するのを想像すると、出身地が異なる私でも胸が締め付けられる想いでした。一度、見てみたい映画です。
とよこさんへ、
本文で、詳しくは書かなかったことがあります。
それは、ベトナムのハノイでは、朝の最低気温が八度まで下がると、学校が休校になります。教室には、暖房がないので、寒くて授業などできないのだそうです。
このことが、ちゃんと行政規則で決まっていると、現地の人から説明を受けました。つまり、規則を作る必要のある寒い日が巡って来ると言うことです。
まあ、平地で八度まで下がれば、山は雪になりますでしょう。
実は、あのハノイにいた日は、サパより南で雪が降っていたようで、車でニ三時間のところで雪見ができると地元の人が話していました。
ところで、映画ですがDVD化されているようです。ひょっとして、TSUATYAでレンタルできるのかもしれません。
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