これが、タイの土地権利書です。
コピーをさらっともらいましたが、これから手に入れようと言うのです。
日本だと登記簿になると思います。
でも、ここはタイですから、国章のガルーダがデカデカ躍っています。
タイ語なので何が書いてあるのか分かりませんが、書類は綴りでした。
二枚目には所有者が、三枚目には土地の面積が記述されていました。
土地の大きさは、今の工場敷地よりふたまわり大きくなります。
これだけありますと、いろいろと使い勝手がありそうです。
でも、今のところ具体的な用途は未だありません。とりあえず、小さな倉庫でも建てて置きましょうか。
製品倉庫も手狭になってきました。
しかも、この土地は洪水の被害が軽くて済みました。
ここなら、お客さんの要請で製品を預かったとしても洪水は大丈夫でしょう。
でも、湿地帯の原野みたいなので、先ず更地にしなくてはならない。
そうしておけば、将来の事業拡張で第二工場をすぐ開くことだってできます。
ところで、土地の単価ですが、1タランワーで決めます。
タランワーと言うのは、こちらの土地単位で4平米になります。
日本なら、さしずめ坪(3.3平米)に当たりましょうか。
これがもっと大きくなると、1600平米で1ライと呼称されます。
つまり、1ライはタランワーの四百倍ですね。
大きな敷地ですと、1ライの単価で取引価格が提示されるケースも多いです。
それで、詳しくは言えませんが、億の単位で金が動きそうです。
どでかく、二万平米は買っておきたいのですよ。
経営者ですから、どーんと、でっかい工場をぶち立てる夢だけはあります。
と言うわけで、いま時の日本は、法務局がコンピュータで登記事務を行うようになったので、価値はデータだけなんですね。でも、タイの権利書みたいにガルーダが表紙に載って権威づけられると、登記簿に価値そのものを認めたくなります。大きな買い物ですから、単なる金と所有者の移動だけで済ませたくないと思った、道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)
2 件のコメント:
なるほど~。
確かにタイで土地を買う方が、魅力的なように思えました。おもしろそう。
街の姿勢である
タイで療養しようかな???
とよこさんへ、
タイの場合、外国人は個人で土地を買うことが出来ません。
代わりに、タイ人が51%以上資本出資をした企業や、BOI(投資優遇)の制度を認可された企業、工業団地内で開業する企業は、土地を取得することができます。
この外、タイ人の奥さんと結婚して、奥さん名義で家を持つこともできますが、離婚すると家を追い出されてしまいますので、外国人の旦那さんは奥さんに頭が上がらなくなるようです。
この場合、マンションを買えば良いようです。
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