2010年5月22日土曜日

まったり過ごせる土曜のバンコクの巻き

今日の土曜日は、正にのんびりしております。

昨日、反政府運動の暴動鎮圧に対する終息宣言も出されました。
後は、日常の庶民の生活が戻ってくるだけですよ。

でも、我が家は大変なのでした。
上さんが食料の野菜が少ないと言っております。
何か買い出しに行こう。
トンローの市場でも行けば、誰かしら店を開いているんじゃないか。

と思って、アパートのトゥクトゥクに乗せてもらって出かけようとしました。
あれっ、運転手さんがのんびり新聞を読んでおりますし、トゥクトゥクはひさし付きのパーキングに止めたまんまだ。
運転手さんに声をかけたら、笑って「マイミーナンマン」といわれてしまいました。

うーん、ガス欠だったんだ。
この近所には、二件スタンドがあるんだけど、あの動乱で閉めた状態が続いていたんだ。
動かなきゃ、しょうがないねって感じで、諦めてちんたら歩き出しました。

いや蒸し暑い。
昨日は、夜中の三時からごろごろ雷が鳴り出し、それなりに雨も降りました。
もうすぐ、雨季が始まるお告げのような雨です。
だから、朝の時点でむしむしして暑い。
汗だくになって、表通りを目指して歩きます。

いや、通りの交通量は、普段どおりに戻っておりました。
公共輸送のバスも走っている。
中華街へ行く48番、プラトゥーナム市場へ行く38番とかも見かけました。

上さんとおいらは、バスが大好きなんですよ。
運良く焼け残った伊勢丹デパートへ行くのにも、わざわざエアコン511番なんか使ってました。
邦人の社長さんで、運転手もいるのにバスに乗る奇特な人間です。
多分、俺だけなんだろうと常々思って来ました。


それで、トンローとスクンビットのT字路を超えて、市場へ向かいます。

米粉麺のクィティアオ屋さんも、おかゆ屋さんも店を開けてます。
でも、通りを渡る手前でいつも店を開いていた、揚げパンのパートンコー屋さんが見当たらない。
それに、市場へ着いたら、小学生の息子と一緒に屋台で果物を売っている、掛け声に威勢の良いお姉さんも見かけませんでした。
いつものなじみの店なのです。

どうしたのかしらと心配してしまいました。
きっと、昨日までの騒乱で仕入れもままならなかったのでしょう。
全体的に物資の入荷量が少ないようです。
それに、ガス欠で商いの場所まで来られなかったのかもしれません。

それでも、他の店はしっかり営業しておりました。
ようやく、普段どおりの生活が戻ったのを実感しました。

と言うわけで、バリケードの上から、赤ん坊を突き出して人間の盾として見せ付けたUDD、赤シャツ隊は、下衆どもです。
市井の人々の生活を脅かしてまで、何が民主主義だ。
バンコク市民は、お前達を絶対に許すことはないだろうと考えた、道産子社長なのでした。
(この巻き、終り)

おまけ:史上最大の日本無責任男

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