2010年5月7日金曜日

多分、メイド・イン・チャイナだろうの巻き

日本から持ってきたキーボードを、試しに会社で使って見ました。
見た目は、ごく普通の日本語106/109キーの仕様です。


このキーボード、当時、秋葉原で千円もしなかったと思います。
ずいぶんと安い値段です。
当然、製造コストの安い場所で無ければ作れない。
でも、中国製かどうかは分かりません。
なぜかと言うと、原産地のラベルが貼られていないのです。
要するに、国籍不明の得体の知れない商品です。

でも、機能さえ果たせば、問題ないでしょう。

それで、使った感想ですが、キータッチが浅めで打ちやすい。
キーを押す圧力が少なくて済むので、疲れません。
長時間のタイプでも楽そうです。

ですが、買った当初、困ったことが色々と起きています。
半年も経たないうちに、キーを押してもタイプされなくなりました。
幾らなんでも、一年くらいは保障期間でしょう。

要するに、半端物以外の何物でもないのだ。
秋葉原まで電車賃出して交換しに出かけるのも面倒くさい。
結局、そのまま、使うのをあきらめてお蔵入りです。

まあ、気が向いたら、バラして修理しましょう。
壊してしまったとしても、安いしあきらめも付く。
それで、万が一の備品で、タイへ赴任するときの荷物に紛れ込ませました。

そんな不憫な品物です。
長い間、存在を忘れていました。
でも、この間、ふと思い出してしまいました。
これには、理由がありました。
こちらでパソコンを修理した際に、キーボードが必要だったからです。

自分には、パソコンを自作する趣味がります。
こちらでも、暇つぶしに作ってみようか。
そんな思い立ちから、帰国のたびに部品を持ち帰っていました。

それで、ついこの間、日本で壊したマシーンをバンコクで再生しました。
ところが、キーボードが見当たらない。
タイプできなければ、マシーンの設定は無理です。
悩んでいるうちに、思い出したのが、あのキーボードでした。

ですが、やっぱり動きが最初から変でした。
キーは打てないし、突然、パソコンを強制終了させてしまう。
しようも無くて、バラしました。
テスターでどこか断線が無いか調べたりして、改めて組立て直したのです。

その結果が、今、会社で使えています。
驚き、桃の木、山椒の木です。
でも、半年も経てば、また壊れそうな予感です。

しかも、キー配列に間違えを発見しました。
括弧マーク“(”と“)”の打つ場所が、左へ一文字ずれています。
日本語キーボードなのに、キーの最上部は英文用101キーボードのまま。
要するに、動いても設計ミスの不良品なのでした。

と言うわけで、昔、パソコンショップで見た百円キーボードの投売りを思い出しました。
アルファベット配列は正しくても、仮名キーが二三箇所で位置間違いをしている、とんでも品だたのです。
でも、使えないことはありません。
製造業者は、きっと“メークワンシー”と言ったに違いないと思った、道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

0 件のコメント: