一方、このポイペトの町の臭いは特有で、かなり魚臭いのです。
処理の悪い、生干し状態の悪臭が、そこらかしこに漂って来ます。
多分、トンレサップ湖辺りで漁獲された淡水魚が、タイの方まで運ばれているのかもしれない。
つまり、国境貿易と言うやつでしょう。
この近辺では、リヤカーの運び屋がたくさん客待ちをしていました。
おそらく、国境の税関検問所まで貨物を運搬しているようです。
タイ側でも、同じような稼業の人を見かけていました。
※カジノの前を大八車が通ります。貧富の差に悲哀を感じる一瞬です。
国をはさんで、ちょっとした荷役が生業になっていると言うことです。
ですが、その際の積み替えで流れ出す異臭にノックアウトされます。
上さんも時々顔をしかめずにはいられませんでした。
この後、カンボジアの入国審査のオフィスに入りました。
バラック小屋をましにした程度で、開いている受付口も二つだけです。
そうこうする内に、旅行者が続々と詰め掛けて来て長蛇の列になってしまいました。
一人当たりの処理時間も長くてうんざりさせられます。
ようやく、二時になって窓口がもう二つ追加されました。
どうやら、この国はお昼が二時までのようです。
翌日、シエムリアップの観光ガイドから聞いたのですが、その通りでした。
さて、この後、現地ガイドに従って、早速小型バスに乗換えました。
この付近は、どうも治安が悪いらしい。
ほんのわずか先でしたが、市内のバスセンターまで移動します。
そこからは、上さんと二人だけの貸し切りで、シエムリアプを目指しました。
延々とまっすぐな直線の舗装道路が伸びて行きます。
昨年に全面開通したばかりですから、路面も良好で快適です。
運転手さんも、120キロのスピードでガンガン飛ばします。
と言うわけで、国道六号線の街道はなかなか興味深いものでした。
稲作の収穫期らしく、耕運機が通り抜けて行きます。
片や、道すがらに軽油やガソリン売りのスタンドも見かけました。
ガラス瓶に詰めているらしく、これなら近代化した給油所は絶対に必要だと感じた、道産子社長なのでした。
(この巻き、終り)
4 件のコメント:
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
Masaさんへ、
今年も宜しくお願いします。
三橋貴明さんを取り上げられていたので、興味をお持ちました。
エマニュアル・トッドさんの保護貿易理論も、一理ありますね。
自由貿易などといいますが、アメリカは腹黒さではダントツですよ。
米韓FTAの条項を読む限り、韓国は経済でアメリカのしもべにされる可能性があると、ネットで紹介されておりました。
と言う分けで、記事には目を通しておりますので、折に触れてコメントさせてください。
あけまして、おめでとうございます。
そちらは暖かそうですね。
北海道はやっぱり寒いですが、雪は本州に降ってくれましたので、例年よりかなり少ないです。
そして、日本酒がいつになく美味しくて・・・・太ってしまいました。
そちらの食べ物はどうですか?わたしのほうは痩せねば、腹回りが・・・・恐ろしいことになってきました。
では、今年もよろしくお願いします。
楽仙堂さんへ、
あけまして、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
タイのお酒にかかる関税は、55%と高額でして、日本から輸入された商品は、高くて手が出ませんのです。
その代わり、スコッチウイスキーは、どういうわけか、日本で買うより安めな感じでして、洋物の酒ばかりを飲んでいました。
さて、カンボジアの格安ツアーは、朝昼晩の食事がすべて含まれていました。味は、あんなもんでしょう。
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