2011年1月3日月曜日

日出ずる国のカンボジアを目指すの巻き(その二)

アランヤプラテート側の国境検問を何なく通過いたします。


一方、このポイペトの町の臭いは特有で、かなり魚臭いのです。
処理の悪い、生干し状態の悪臭が、そこらかしこに漂って来ます。
多分、トンレサップ湖辺りで漁獲された淡水魚が、タイの方まで運ばれているのかもしれない。

つまり、国境貿易と言うやつでしょう。

この近辺では、リヤカーの運び屋がたくさん客待ちをしていました。
おそらく、国境の税関検問所まで貨物を運搬しているようです。
タイ側でも、同じような稼業の人を見かけていました。

※カジノの前を大八車が通ります。貧富の差に悲哀を感じる一瞬です。

国をはさんで、ちょっとした荷役が生業になっていると言うことです。
ですが、その際の積み替えで流れ出す異臭にノックアウトされます。
上さんも時々顔をしかめずにはいられませんでした。

この後、カンボジアの入国審査のオフィスに入りました。
バラック小屋をましにした程度で、開いている受付口も二つだけです。
そうこうする内に、旅行者が続々と詰め掛けて来て長蛇の列になってしまいました。
一人当たりの処理時間も長くてうんざりさせられます。

ようやく、二時になって窓口がもう二つ追加されました。
どうやら、この国はお昼が二時までのようです。
翌日、シエムリアップの観光ガイドから聞いたのですが、その通りでした。

さて、この後、現地ガイドに従って、早速小型バスに乗換えました。
この付近は、どうも治安が悪いらしい。
ほんのわずか先でしたが、市内のバスセンターまで移動します。
そこからは、上さんと二人だけの貸し切りで、シエムリアプを目指しました。


延々とまっすぐな直線の舗装道路が伸びて行きます。
昨年に全面開通したばかりですから、路面も良好で快適です。
運転手さんも、120キロのスピードでガンガン飛ばします。


と言うわけで、国道六号線の街道はなかなか興味深いものでした。
稲作の収穫期らしく、耕運機が通り抜けて行きます。
片や、道すがらに軽油やガソリン売りのスタンドも見かけました。
ガラス瓶に詰めているらしく、これなら近代化した給油所は絶対に必要だと感じた、道産子社長なのでした。
(この巻き、終り)

4 件のコメント:

masa さんのコメント...

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

Masaさんへ、

今年も宜しくお願いします。

三橋貴明さんを取り上げられていたので、興味をお持ちました。

エマニュアル・トッドさんの保護貿易理論も、一理ありますね。

自由貿易などといいますが、アメリカは腹黒さではダントツですよ。

米韓FTAの条項を読む限り、韓国は経済でアメリカのしもべにされる可能性があると、ネットで紹介されておりました。

と言う分けで、記事には目を通しておりますので、折に触れてコメントさせてください。

楽仙堂 さんのコメント...

あけまして、おめでとうございます。

そちらは暖かそうですね。
北海道はやっぱり寒いですが、雪は本州に降ってくれましたので、例年よりかなり少ないです。

そして、日本酒がいつになく美味しくて・・・・太ってしまいました。

そちらの食べ物はどうですか?わたしのほうは痩せねば、腹回りが・・・・恐ろしいことになってきました。

では、今年もよろしくお願いします。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

楽仙堂さんへ、

あけまして、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

タイのお酒にかかる関税は、55%と高額でして、日本から輸入された商品は、高くて手が出ませんのです。

その代わり、スコッチウイスキーは、どういうわけか、日本で買うより安めな感じでして、洋物の酒ばかりを飲んでいました。

さて、カンボジアの格安ツアーは、朝昼晩の食事がすべて含まれていました。味は、あんなもんでしょう。