バンコキアンって耳慣れない言葉です。
英語の辞書にも見当たりません。
意味的には、バンコクの住人になります。
そう言えば、ハワイの人はハワイアンになります。
シンガポール人ならシンガポーリアンでしょう。
それで、もじって造語したんだと思いました。
さすが国際都市バンコクのことだけあります。
となれば、バンコクに住む日本人は、日系バンコキアンなのでしょう。
ところで、この名を関した博物館を見つけてしまいました。
英語で、”Bangkokian Museum”と書きます。
つまり、”バンコク住民の博物館”です。
面白いことに、北海道のFMラジオ曲がここを取材していました。
昨年の五月だそうですが、そのブログで詳しく紹介されています。
まあ、それを見てしまえば、分かったつもりになるかもしれません。
でも、時間があれば実際に訪れても楽しいはずです。
場所も、チャオプラヤ川のシプラヤ船着場から歩ける範囲にあります。
交通も至便ですし、今日は出かけることにして見ました。
先ず、BTSで繁華街のサイアムまで出向きます。
そこから、MBKセンター向かいの停留所でバスに乗り換えました。
36番に乗りましたが93番でも良いようです。
料金は12バーツで、終点のシプラヤ船着場で降りるだけです。
※左クリックで拡大して、ご覧下さい。
地図を参照にしてもらえば、簡単にたどり着けるでしょう。
帰りもこの順路を逆になぞれば、MBKセンターへ手軽に戻れます。
もし、シプラヤ桟橋からエキスプレスボートに乗れば王宮方面へも出かけられます。
さて、この博物館ですが無料でした。
代わりに、訪問者は記帳を求められますので応じましょう。
邸内を歩きながら、洋館風の瀟洒な木造の家屋が楽しめます。
戦前の建築で、爆撃にも奇跡的に無傷だったと説明を受けました。
バンコク市内を走るチンチン電車の写真も示されています。
ホウロウ引きの洗面器、ブリキのじょうろ、足踏みミシンなど、、、、
懐かしい生活用具がそのまま残されているのです。
何でも、持ち主がこのまま住む条件で、バンコク市に寄付したのだとか。
このため、今でも一部は住まいとして使われています。
そして、帰り間際、持ち主だった女性に笑顔で見送られました。
閉館時間なら、あわただしいはずでしょう。
でも、こんな和む雰囲気で博物館を後にしたのは、始めてになりました。
と言うわけで、古きバンコクを髣髴とさせる庶民の博物館へ、是非一度いらして下さい。
ホッとするような一時に戻れることをお約束します。
生まれ故郷の北海道つながりもあったのか、楽しい時間を過ごせた道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)
おまけ:
開館日は、水曜日~日曜日で、月・火曜は休館となります。
開館時間は、10:00~16:00ですのでご注意下さい。
0 件のコメント:
コメントを投稿