2009年10月18日日曜日

パソ通巡回ソフトの先祖帰りがRSSリーダーなのかの巻き

GoogleReader”というソフトを、昨日の投稿の最後で紹介した。

それで、後になってパソコン通信の時代を思い出した。確か、似たような機能を持つ自動巡回ソフト(オートパイロット)とか言うソフトがあったはずだ。お気に入りのフォーラム(会議室・掲示板)を登録しておいて、それを巡回しながら未だ読んでいないデータをダウンロードする機能だったと覚えている。

※当時使っていたニフタームの画面

当時は、電話料金も大手商業ネットのサービス課金も結構高価だった。回線を接続しながら、フォーラムのやり取りをその場で読んで考えて返信を書き込んでいると、余計に時間も金も掛かってしまう。毎月二三万円は楽に請求された時代なのだ。だから、無駄な接続時間は、なるべく節約しなければならない。

つまり、すばやく未読のデータを先ずパソコンに保存する。後はゆっくり時間をかけながら、フォーラムに目を通して、自分の考えや意見なりをまとめる。書き込む準備ができたら、パソコン通信に接続してデータを流し込んで送信する。

こんな環境だったのだ。つまり、お金を節約する意図が先行して、この巡回ソフトが使われていたのを思い返したのである。

当時、自分が二フティーの会員になったのは、忘れもしない13年前だ。出張でバンコクに滞在していた時のことで、しょぼいスペックのラップトップにモデムを付けて、絶望的にとろい通信速度の中を、切断しまくりの環境でリポートを日本へ送っていたのである。たった、A4用紙二枚を送るだけの話が、しっかり三十分掛かっていたはずだ。

しかし、今やタイはADSLのような高速インターネットの世の中に突入した。

どだい回線スピードが違う。だから、料金を節約すると言う話は今さらお呼びでない。となると、RSSリーダーの使われる意図は、全く異なったとしてもしようがない。前の投稿でも簡単に紹介したように、自分の気に入ったサイト・ブログからは、確実に最新情報を知らせてもらえる”お知らせ機能”こそが、もっとも必要だと言うことだ。いちいち、ブラウザーのお気に入りから、更新情報のある無しに関係なく訪問するようでは、効率も悪いだろう。時間の無駄にもなる。


そんなことを考えると、RSSリーダーはネットユーザーの必須アイテムなのかもしれない。自分も、GoogleReaderには、すでに74もの巡回訪問先を登録して使い始めてみた。何と便利で優れものなのだろう。ものぐさネットユーザーには、なんと有能な執事であろうかと思った、貧乏社長なのでした。
(この巻き、終り)

おまけ:13年前の96年当時、パソコン通信なんかで出張報告を送るよりも、本当はファックスで送るのが安かったのです。でも、社長がパソコン推進派だったので、なんでも実験させてもらえました。当時としては、進んでいたのかもしれません。

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