2008年4月15日火曜日

奥さまの目で賃貸は探しませう.....(その一)


上さんが早くもバンコクで暮らすのはいやだと言い出した。

原因は、貧弱な居住環境にあるのだが、妻帯用に設定された会社の上限月額5万バーツでは、家賃の高騰するバンコクでは選びようにも限りがある。自腹を切って上さんを赴任前にバンコクに呼んで慎重に選ばせても、このような結果になった。相場は、これより二三割高いところにあり、それで比較的自由に選択肢が広がるらしい。小生の選んだアパートは、老舗日系不動産の小林によると松竹梅の梅ランクだそうだ。

原因は、台所の風通しの悪さにある。換気扇が付いていても戸外に空気を排出する設計ではなく、キッチンの中で空気を還流するのみで、単に臭いや熱気が室内に拡散されるに過ぎない。火気を使った調理は炎熱地獄になるらしい。小生の上さんは、日本よりはるかに南で暑い国の出身だから、少々の暑気は耐えられるだろうと思ったのだが、早くもSOS状態になってしまった。

物件を紹介してくれた中原不動産のスキンヘッド営業:赤井さんに言わせると、どの物件でも換気扇は日本人の住環境からするとナンセンスな作りだそうだ。これは、自らで防衛しなければいけない。良く工場で見かけるスポットクーラーの中古品でも買ってきて取り付けようか、いや大掛かりなことをして部屋に傷つけて大家にどやしつけられるとまずいので冷風機でがまんしようか、でもネットで見ると効果が無さそうなのでカルフールの超格安249バーツ扇風機でしのいでみようかなどと、この二三日、上さんと議論伯仲の最中にあります。

バンコクで日系不動産会社は、大小さまざま、雨後の筍のようにたくさんありますが、次の5社が大手と言ってよいでしょう。

  バンコク小林(http://www.kobayashi.co.th/
  峯岸コーポレーション(http://www.minegishi.com/
  コトブキ株式会社(http://www.siamkotobuki.com/
  紅樹(http://www.kauju.co.th/
  HASCO(長谷川:http://hasco21.com/jp/index.php

どこへ当たっても提示される家賃の相場に大きな違いもないし、賃貸契約締結後の無料レンタル家電サービスなどのおまけも似たり寄ったりです。

ですが、皆さん、バンコクの住まい探しを始める前には必ずこれらのホームページを訪問して、日本人はどの地区に、どのような賃貸方法で、家賃の相場はいくらで、どんな間取りで住んでいるのか、充分に当たりをつけてから家探しをスタートされるよう、小生はアドバイス申し上げるしだいです。
(その二に続く)

2 件のコメント:

Amy さんのコメント...

噂に聞いていた、空気の排気口のない換気扇!たくさん存在するのですね。びっくりしました。当方、バンコク不動産会社のホームページ制作に携わっているため、バンコクの住宅をリサーチしていたのですが本気でびっくりしました。(現地の不動産エージェントはもちろんこの点には把握しています。私の知識不足です。_

ぐりぐりももんが さんのコメント...

Amyさんへ、

これは本当に事実でして、最初に住んだサクラホームがそうでした。
アパートの管理人は、とても親切でサービスが良いので二年ほどいましたが、風通しが良くないので、引越しを決めました。
北向きの家と風通しの良い家を条件として紹介してくれるHPは、今のところ、タクミホームだけだと思いますが、先見の明ありです。