※居候のぬいぐるみたちは、ただ見守るだけです。 |
いやはや、引越しの荷造りで家の中はしっちゃかめっちゃかです。
上さんは段取りが立てられなくなって、パニクって来て困りました。
二人暮ししたから、そう荷物は多くありません。
家具だってバンコクのアパートは備え付けです。
テレビ、冷蔵庫、エアコンそろっていますから、生活はすぐできるのです。
なので、衣類とか持ち込んできただけで、日々の暮らしが始まりました。
四年間、バンコクが生活の場になりました。
必要に応じて、鍋釜、皿、茶碗とかは買い足しもしました。
ただ、家の中を整理してみてもさしたる量とは思えないのです。
多分、上さんは思いつたところから整理を始めてきたのでしょう。
段々、仕事が進行してきて詰め込んだ箱も増えてきます。
ここで、不要な衣類を捨てながら、帰国まで必要な下着の枚数とか、面倒な計算も加わりました。
他にも、詰めていたはずなのに残った備品すら出てきました。
そうすると、どこに詰め込もうとか、思案に暮れてしまう分けです。
いや、そんな時は予備に段ボール箱を設けて、そこに放り込むだけでしょう。
私は曲がりなりにも経営に携わった中で、仕事の選択と集中に専念しました。
このため、瞬間的に何をなすべきか判断力が養われています。
結局、引越しなんかも段取りの立て方だけなんです。
詰めたり捨てたりすることをハッキリさせてしまえば、何のことはありません。
上さんも、いろいろ考えてきたのでしょう。
でも、集中した判断で今何をなすべきかの決断は、私のほうが一日の長があったのかも知れないと思いました。
さて、この間、上さんが日本にいる友達と連絡を取り合いました。
旦那さんがH立にお勤めだそうです。
戸塚・大船近辺で知り合ったお友達といえば分かるでしょう。
それで、スカイプで帰国の話になったんだそうです。
上さんの方は、何気なく主人は日本の仕事に不満があると話してしまいました。
そうしたら、その友人はやっぱりそうなんだと答えが帰った来たそうです。
まあ、その会社でも駐在から帰国したら、すぐに辞職する人が結構多いらしい。
それで、ピンと来て理解におよんだのかも知れません。
帰国後の処遇をめぐって、会社との本人の考えが乖離したように思えます。
タイの場合、カビンブリの工業団地は、H立村と言われております。
きっと、タイの駐在員だった人も含まれているのかも知れません。
つまり、私と似たような境遇になってしまった方は普通の事例なのです。
と言う分けで、H立の話を聞いてホッとしたのも、なんだか滑稽に感じてしまいました。かたや、夜も更け行く中で荷造り作業は進行して行きます。もうすこししたら夜食でも食べて、今日の作業は締めくくりにして床に就くことにいたしましょう。こんなあわただしい日曜を過ごしてしまった道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)
2 件のコメント:
駐在員が本帰国後に辞職する話は、昔からですよ、よく耳にします。
ぐりぐり社長はJODC=海外貿易開発協会をご存知ですか?
もし、もう一度海外でご自分のノウハウを役立てたい!と、思われるなら帰国後JODCの「海外インターンシップ」にコンタクトされて登録されて見るのも一考では。。。!?
過去の人さんへ、
どうも、耳寄りな情報コメントをありがとうございます。
日本側が思っている以上に努力した駐在員は、ノウハウを積んでいるものです。
ゴルフしてカラオケ楽しんでみたいな印象が優先横行していますが、そうでもしなければやっていられないと言う本音が、分かっていないのだと思いますよ。
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