2012年3月6日火曜日

これからは、無理せず寄生するのも手かもしれないの巻き



只天下破レバ破レヨ、
世間ハ滅ビバ滅ビヨ、
人ハトモアレ、
我身サへ富貴ナラバ・・・



これは、『応仁記』の一節です。
舞台は「応仁の乱」でして、中世の室町時代の史書です。
あの頃、京の都が戦場と化してしまいました。

市街戦、ゲリラ戦の何でもあり状態です。
そんな戦乱の世では、人心も荒廃していたのでしょう。
そんな当時の世相をよく表す一節として、引用されてきました。

乱は、応仁元年(1467)から文明九年(1477)の十一年間です。
実に長い年月ですが、戦国時代の下克上はそれよりもっと長いのです。
実際には、この乱から戦国の世が移行していくわけで口火を切りました。

こんな言葉を思い出しながら、わが身さえ富貴ならばと私も願うのですよ。
五十三歳になりますので、リタイアを真剣に考え始める時期です。
余生を気楽に送るには、先立つものが無いといけません。

まだちょっと早すぎるしなー。
もう少し働いて見て、経験を積んでみたいような気もしますね。
特に英語の能力だけは、磨き上げておきたい。

と言うわけで、これから日本に帰って働く分けですが、六十歳定年の道筋が明確になりました。これからの会社人生は、ほぼ余生に当るのでしょから無理をしません。先ずは、自分の健康と精神が大事です。それでも、棺おけに足を突っ込むまでは長そうですから、少しは富貴を目指すとしましょうか。働きながら上手に寄生するのも悪くないなと、思いはじめた道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

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